累卵塔碑
本殿南東の植え込み内に建っています。地上高は207センチ。
累卵とは、積み重ねた卵のように、不安定で非常に危うい状態にあるたとえです。
正面には、上部に篆書で「累卵塔」と陽刻され、その下には累卵をうたった芳峨・大徳牧宗・老比丘・中村正直の詩歌と山岡鉄舟の画賛、累卵塔の建立を発起した千葉愛石の句が刻まれています。
背面には、幕末維新期の徳川家の名臣で、勝海舟・山岡鉄舟とともに幕末三舟と称された高橋泥舟による千葉愛石の略歴が刻まれています。
碑文によれば、千葉愛石は陸前国黒川郡(宮城県)の出身で、通称を立造、道本居士・愛石と号し、農業を家業としました。経営に苦労しつつも、のち上京して医者になったといいます。
この碑は、明治20年(1887)3月に建てられ、刻字は広群鶴によるものです。
郵便番号 | 136-0071 |
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住所 | 亀戸3-6-1 |
地区 | 城東 |
所在地(所有者) | 亀戸天神社 |
登録年月日 | 1990年3月28日 |
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