新大橋橋名板 3点 附架橋工事技師在銘板
旧新大橋の橋の上に掲げられていた大きな橋名板(新大橋橋名板A)と、橋台翼壁に埋め込まれていた小さな橋名板2点(新大橋橋名板B、新大橋橋名板C)と、同じく橋台の翼壁に埋め込まれていた技師・技手の銘板(架橋工事技師在銘板)です。新大橋橋名板Aは校舎の北側にあります。鋳鉄製で縦135.3cm、横273.5cm、厚さ0.8cm、中央に横書きで「志ん於ほはし」の文字が見て取れます。この橋名板は明治45年(1912)に新大橋が鋼鉄橋に架け替えられた際に江東区側に掲げられたものです。元禄6年(1693)に架橋された新大橋は、明治期に交通量の増加に伴い東京市は鋼鉄橋へ架け替える計画を立て、明治45年7月19日に竣工しました。上部構造は当時の技術の粋を集めて造られたピントラス橋で、全長173.3m、幅18.7m、樺島正義(かばしままさよし)などをはじめ、東京市の技師たちが設計しました。その後、昭和48年に新大橋の架け替えが決定して橋名板が撤去されることになった際、八名川小学校PTAを中心とした地域の人々が保存に尽力し、同校へ移設しました。
住所 | 新大橋3-1-15 |
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地区 | 深川 |
所在地(所有者) | 八名川小学校 |
登録年月日 | 2006年10月27日/2022年1月4日区指定 |
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