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更新日:2023年3月13日

園女歌仙桜之碑 昭和6年在銘

園女歌仙桜之碑 昭和6年在銘は、地元で植え継がれてきた歌仙桜を記念する石碑です。歌仙桜は、俳人度会園女(わたらいそのめ)(1664~1726)が、正徳年間(1711~16)に富岡八幡宮境内に36株の桜を植えたことに由来するもので、桜は近代まで植え継がれました。大正4年(1915)に植え継がれた桜は、関東大震災によって焼失しました。そこで、俳人の伊藤松宇(いとうしょうう)らが発起人となり、歌仙桜の復興のために寄付を募り、昭和5年(1930)に桜の植樹は完了しました。植樹とともに、歌仙桜にちなんだ36句の俳句を額面に仕立てて富岡八幡宮に奉納する計画でしたが、俳句が集まりませんでした。そのため、計画を変更して石碑を建てることとなり、伊藤は出句者を勧誘し、石碑の題字を渋沢栄一(しぶさわえいいち)に依頼しました。渋沢はかつて深川福住町(ふくずみちょう)に住み、深川区会議員・議長を務めるなど深川との縁が深かった人物です。完成した石碑は深川公園内に建てられ、昭和6年4月12日に除幕式が挙行されました。石碑の正面には渋沢の揮毫(きごう)による題字と伊藤の揮毫による俳句を、背面には石碑の由来やこの計画の発起人などの名前が刻まれています。

本石碑は、歌仙桜として長年地域に親しまれた桜を記念するものであり、歌仙桜が地域の人々や俳人たちによって植え継がれていったことを伝える貴重な文化財です。また、石碑の題字は、江東区と縁の深い渋沢栄一による揮毫であり、江東区と渋沢との関わりを示すものです。

園女歌仙桜之碑 昭和6年在銘

郵便番号 135-0047
住所 富岡1-16
地区 深川
所在地(所有者) 深川公園
登録年月日 1998年3月30日/2022年8月1日区指定

お問い合わせ

地域振興部 文化観光課 文化財係 窓口:区役所4階32番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-9819

ファックス:03-3647-8470

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