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教育委員会

更新日:2021年12月9日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

年間を通した幼稚園と小学校の交流でこどもが育つ

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▲幼児のことを考え、工夫して説明をする児童

▲幼児を温かく見守りながら進む「じゃんけん列車」

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▲「学校大好きの1年生」幼小連携の成果です!

▲6年算数少人数指導 Chromebookで課題に取り組む
児童と本物のダイヤグラムを見て学ぶ児童 

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▲つばめ幼・辰巳幼の実践の展示【区役所2階】

▲ちどり幼・ひばり幼の実践の展示【区役所2階】

平久小学校・平久幼稚園を訪問し、本校・本園が伝統的に取り組んでいる、幼児と小学校5年生の交流活動を見てきました。本校・本園では、年間を通して幼児と5年生児童でペアを作り、交流活動を行っています。その内容は、絵本交流(5年生が、絵本を読んであげます)、交流遊び、学校・園行事(合同実施や参観)、学校探検、授業体験、交流給食等、多種多様です(今年度は、コロナ禍で実施できないものもありました)。内容の豊富さもすごいのですが、その質が高いのです。予定は、先生方が相談して決めますが、どんな内容にするか、どう進めていくかは5年生を中心に、幼児も自分たちが主になるところでは主体的に考え、取り組んでいきます。

今日の交流遊びの会場は小学校の体育館で、5年生の児童が内容を考えます。今日の遊びのメニューは、「じゃんけん列車」、「こおり鬼」、「人間が来た(「だるまさんがころんだ」のようなゲーム)」でした。担任の先生にお話を伺うと、5年生の児童は、事前に幼稚園の先生のところに行き、今幼児たちが楽しんでいる遊びやできる遊びをリサーチし、さらに話し合いを重ねこのゲームを決めたそうです。幼児に分かりやすいように実演を交えてルール説明をしていたのも5年生の工夫だそうです。「楽しかった~!」、「お兄さんにお手紙書いたよ!」、「ぱんだ組でも『人間が来た』やろう!」等、幼児の感想は上々でしたので、5年生の準備はバッチリだったようです。5年生の感想も、「ペアの子が笑って楽しんでいた」、「ペアの子以外の子とも仲良くなれた」、「自分たちでルールを考えて、みんなで楽しむことができた」等でしたので、自分たちの計画は上出来だったようです。これまで、回数を重ねていることもあり、笑顔いっぱいで自然な交流になっていました。

この年間を通した交流活動の意義を小学校、幼稚園双方の担任の先生に伺いました。5年生としては、「高学年としての自覚が芽生え、責任感やリーダーシップが育ちます。また、年下の子に話したり、教えたりする機会をもつことで、児童が自分自身の成長を感じることもできます」とのことでした。年長組としては、「年間を通して活動するので、小学校や小学生に親しみや憧れの気持ちが育ちます。また、自分が1年生になった時に知っているお兄さんやお姉さんが6年生として迎えてくれる安心感がもてます」とのことでした。

校長であり、園長である葛西先生にお話を伺うと、5年生は休み時間にも幼稚園に行って幼児と遊ぶほど、交流は定着し、とてもよい関係が築けているとのことでした。また、本校・本園では、小学校の先生が幼稚園の保育に入ったり、幼稚園の先生が小学校の授業に入ったりすることもあるそうです。

今、教育で求められているのは、こどもたちの主体的な取組です。本校・本園では、「こども主体(こどもファースト)」で、「こどもの達成感・成就感(こどもサクセス)」を大切にしているそうです。今日の活動でも、まさにその視点が大切にされていました。年長組幼児と5年生児童の姿、笑顔が全てを物語っていました。

江東区では、「江東区保幼小連携教育プログラム」に基づき、各園・各校の実態に合わせて、工夫しながら連携を図り、こどもたちの学び・育ちを滑らかに、そして確実につなぐことを目指しています。

(注釈)現在、江東区立幼稚園では入園の追加募集を行っています。各園が小学校以降の育ちを見据えた特色ある教育を行っています。見学や相談も随時行っておりますので、各園に直接ご連絡ください。写真の4園の区役所2階の展示は12月28日まで行っています。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

お問い合わせ

教育委員会事務局 庶務課 教育政策調整係 窓口:区役所6階1番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-8542

ファックス:03-5690-6911

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