更新日:2024年7月2日
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江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
少人数指導と自主学習の充実で「個別最適な学び」を進める
今日も雨の中、東砂小学校を訪問しました。江東区では水害ハザードマップを3種類(洪水、大雨浸水、高潮)作成していますが、東砂小学校では児童にも見える位置にしっかりと掲示してありました。日頃から関心を高めているところが素晴らしいですね。
江東区では、他地区と比べ、教育に関わる人材支援をかなり充実させています。小学校1年生では、小1支援員を配置し入学期の学校生活の自立を支援しています。また、個別にこどもたちの支援を行う学習支援員、校務を支援するスクール・サポート・スタッフ(SSS)、放課後学習教室で学習支援を行う学校サポーター等々、多種多様です。その中でも、本区独自の制度である、学習指導を行う学びスタンダード強化講師の配置は、本区の児童・生徒の学力向上に大きな効果をあげています。
東砂小は、学びスタンダード強化講師の制度ができた平成26年度から今年度まで、一貫してこの制度を効果的に活用し、特に算数や体育の少人数指導に力を入れてきました。今日も学年を4つに分ける等、個に応じた指導に力を入れていました。私が見た2時間目には、2年生と6年生が算数でスタンダード講師を活用した少人数指導をしていました。
6年生は、問題文からどんな計算になるのかを考えるというなかなか難しい内容でしたが、数直線や図を使って、それぞれ工夫して考えていました。少人数ですから、児童の活躍の場も増えますし、先生の指導も児童の理解に合わせて丁寧に行うことができます。どのコースでも児童が集中して、意欲的に取り組む様子が見られました。
2年生では、講師の先生が児童一人一人に優しく声をかけられていていました。低学年の少人数教室の後ろには、学習しているmLやLの単位がよく分かるように、実物をいつでも手にとって学べるような工夫もしてありました。授業が終わって教室を出てくる児童は、みんな笑顔で満足そうでした。
田中校長先生は、「Challenge Wednesdayを活用して、こどもたちの自主学習に力を入れています」と話してくださいました。校長室前には、工夫して自主学習に取り組んでいる児童の自主学習ノートのコピーが掲示されていました。授業では、少人数指導を活用した個に応じた指導に力を入れ、家庭学習では自主学習で学習の個性化を進める。東砂小では、令和の日本型学校教育が目指す「個別最適な学び」が進められています。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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