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教育委員会

更新日:2021年6月16日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

「新しい学びのスタイル」の実現に向けた先生方の挑戦

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 今日は、東陽中学校で行われた、「中学校教科交流授業研究の日」という区立中学校・義務教育学校後期課程のすべての先生方が教科毎に行う研究授業に参加してきました。

 研究授業というと、これまでは先生方が一堂に会して行うものでしたが、コロナ禍ではそれはできません。そこで、各校で授業の様子をビデオ撮影し、その映像を先生方が都合のよい時間に各自の情報端末で見て、意見交換をするというスタイルで行っています。

 今日の授業は、「鑑賞文を書く」という、1年生の国語の授業でした。今回、生徒たちは、前の時間に作った俳句についての鑑賞文を書きました。俳句は、今回の授業のメインテーマではありませんでしたが、江東区では小学校から俳句作りをしていますので、先生のアイデアで俳句と併せて鑑賞文を書くという学習プランを立てました。

 これまでであれば、机をグループにして、友達同士で鑑賞文を書いたワークシートを順番に見せ合って、友達の良いところを順番に伝え合い、代表の生徒が全体の場で発表して…というような授業が多かったと思いますが、今回は違います。生徒の情報端末に、先生の端末からグループのメンバー表と鑑賞文の書き方等のシートが送られます。そして、生徒たちは、自席にいながらグループの友達と鑑賞文やコメントのやり取りをします。直接、会話をして話し合うことも大事ですが、コロナ禍では1人1台の情報端末を効果的に活用した、言葉を発しない話し合いや意見のやり取りが、とても有効な手立てとなります。

 印象的だったのは、すべての生徒たちが集中して取り組み、鑑賞文やコメントを作成していたこと、そして情報端末を使いこなしていたことでした。しかし、授業後に先生に伺うと、生徒たちは、今回の授業で活用したアプリケーションは、まだ使い始めたばかりとのことでした。デジタルネイティブのこどもたちは、新しい文房具を使うことに抵抗はなく、感覚的に使い方を身に付けていきます。

 関根校長先生は、「東陽中では、『分かる喜び』、『できる喜び』を生徒たちが実感できる授業を大切にしています。先生方は、1人1台の情報端末を使うことにも積極的に挑戦しています」と話してくださいました。こどもたちも先生方も、挑戦しながらTry&Errorで学んでいくことが大切です。今回の東陽中での授業は、他校の先生方にとっても多くの学びがある、素晴らしい提案でした。江東区では、すべての小学校・中学校・義務教育学校の先生方が、「新しい学びのスタイル」の実現に向けて日々挑戦を続けています。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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