更新日:2024年10月29日
ページ番号:23670
江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
歴史は永遠に心の中に、そしてバトンを小学校へ 周年記念式典③
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▲式典にとても立派な態度で臨む年長組13名 |
▲一人一人が大活躍の素敵なアトラクション |
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▲今年度の5年生と年長組の交流の様子 |
▲会場の幼児を温かく見守る修了児の自画像 |
小名木川幼稚園の開園50周年の記念式典が行われました。本園は、昭和46年に、小名木川小学校内に開園し、それ以来、小名木川小とともに歩みを続け、歴史を築いてきました。しかし、残念ながら本園は、本年度末をもって閉園となります。これまで本園の教育に関わり、支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
鈴木園長先生は、式辞の中で園歌の歌詞を引用され「手と手をつないだ大きい輪の中心に、今いるのはさくら組の皆さんです」と、最後の修了児になる13名の幼児に語りかけました。これまでの1670名の修了児と本園をつくり、支えてくださった歴代の園長先生を始め、教職員の皆様、保護者や地域の皆様、そして小名木川小の皆様が、手と手をつないでつくった大きな輪が会場である体育館の中にしっかりとあるようでした。実際に体育館の幼児の後方には、本園を修了した1年生から6年生までの138名の自画像が飾ってあり、年長組13名を温かく見守っていました。多くの皆様の大きな輪に囲まれて式典に参加した主役の幼児たちは、自信に満ちた表情で、その姿や歌声はとても立派でした。また、アトラクションでの演技も一人一人が大活躍で、素晴らしかったです。
実は、式典が始まる前に、そっと年長さくら組の様子をのぞかせてもらいました。緊張する幼児に、担任の先生は笑顔で「大丈夫だよ、頑張ろうね!」と優しく語りかけていました。温かいさくら組の素敵な雰囲気を目の当たりにし、いいクラスだなと実感し、式典での幼児の立派な姿が想像できました。
本園は、小名木川小の併設園であり、園長先生は校長先生でもありますので、代々連携教育がしっかりと行われてきました。特に、年長組と5年生の交流は幼小それぞれのこどもたちにとって大切な心の交流の場であり、学びの場でありました。本日の式典は、小学校の体育館で行われましたが、小学校内は、校門から体育館に続く1階の廊下の掲示板まで、すべてのスペースが幼稚園の周年をお祝いする掲示やメッセージでいっぱいでした。準備の段階から、当日まで、職員数の少ない本園を小名木川小の先生方がサポートしてくださっているのも、幼小の連携が根付いている証拠です。それは、児童も同じです。校庭で体育の授業を行っていた5年生は、当然今日の式典のことを知っていますので、来賓への挨拶がしっかりできているだけでなく、可愛い後輩たちのために話し声等にも配慮した落ち着いた行動ぶりでした。父母の会の会長さんも、式典の挨拶の中で、併設園である強みや良さを生かした本園の教育を高く評価してくださっていました。
改めて、小名木川幼稚園の50周年、おめでとうございます。父母の会、地域の皆様、教職員の皆様、小名木川小の皆様、ありがとうございました。本園の50年の歴史は、本園に関わられたすべての皆様の心の中に永遠に残り、そして素晴らしい教育実践やその思いのバトンは、小名木川小に確かに引き継がれていくことでしょう。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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