ホーム > こども・教育 > 教育委員会 > 「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ > 令和3年度(2021年度)発行号 > 11月13日 みんなの大切なふるさと~輝け!未来へ~ 周年記念式典⑤
ここから本文です。
更新日:2024年11月13日
▲全校児童で作り上げたメッセージ付きのケーキ |
▲全校児童の憧れ、砂小伝統の6年生の金管鼓笛隊 |
---|---|
▲みんなで作り、歌った記念歌「輝け!未来へ」 |
▲力強く立派な6年生代表児童の言葉 |
砂町小学校の開校130周年記念式典が行われました。本校は、明治24年砂村尋常小学校と中川尋常小学校が合併し、校舎を移転し新たに砂村尋常小学校となり授業を開始した11月15日が開校記念日となっています。本校は、関東大震災、東京大空襲による校舎焼失、水害等、幾多の困難を乗り越えながら、児童数の増加による新校の分離独立を重ね、砂町地区の発展とともに、130年という長い歴史を築いてきました。
式典開始前の早朝、雲一つない、抜けるような青空の下、全校児童が校庭に集まり、「開校130周年記念セレモニー」が始まりました。圧巻だったのは、砂町小の伝統である6年生の金管鼓笛隊の演奏と演技です。実行委員会から贈られた新しい衣装で堂々と演奏する6年生の立派な姿にも感動しましたが、下級生たちの6年生を見る憧れの眼差し、特に5年生の児童たちが、少しでも見逃すものかという雰囲気で、6年生の一挙手一投足を見つめていた様子が印象的でした。その後、全校児童で作詞をした130周年記念歌「輝け!未来へ」をみんなで歌いました。セレモニーでは、サプライズがありました。今に続く鼓笛隊を作り上げた当時の先生、当時の6年生の登場です。48年前の先生と6年生の話に、児童は驚いたことでしょう。私は、その熱い思いとここで話をしてくださったことに感謝の思いでいっぱいでした。ちなみに、その当時の6年生というのは今回の130周年実行委員長であり、本校の元PTA会長さんです。それもすごいことです。
市川校長先生は、「このコロナ禍で、そしてこの130周年の取組で大切にしてきたのは『和』です。1年生から6年生がつながること、教職員と保護者、地域の方々も含めて、みんなでこの130周年に取り組めるようにしてきました」と話してくださいました。記念歌の制作と式典での披露、体育館に飾られた大きなデコレーションケーキ、全校児童でのセレモニー等、一つ一つの取組に確かに「和」、「つながり」を感じました。
記念式典では、70年前の砂町小の話もありました。客車やプールを使った教室、2部制の授業、当時の担任の先生の話、四砂小に分かれて行く時にはみんなで涙を流した話…。話してくださったのは、本校に3年生まで在籍した山﨑区長です。式典に参加した児童だけでなく来賓の方々、教職員、全ての方々が、130年という歴史の長さと重さ、そしてつながってきた人々の思いや伝統を改めて感じることができたことと思います。1~5年生の児童も、1人1台端末でご家族と一緒に家庭でオンライン配信を見ることができるようにしたようです。ここにも「和」がありました。
改めて、砂町小学校130周年おめでとうございます。実行委員会、PTA、地域の皆様、教職員の皆様、ありがとうございました。記念歌に「すべての人の大切なふるさと」という歌詞があります。そして「かがやく砂町をみらいへつなごう」と結ばれています。130周年を経験し、心に多くのことを刻んだ児童たちが、きっとバトンを未来へつないでくれることでしょう。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください