更新日:2024年11月27日
ページ番号:23861
江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
クルーたちは、未来に向かう新たな航海へ 周年記念式典⑦
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▲60周年をともに祝うかのような見事な晴天 |
▲心を一つにした会場の生徒たちの立派な姿 |
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▲思いがしっかりと伝わってきた生徒代表の言葉 |
▲オンラインで参加する1、2年生も心は一つ |
深川第八中学校の開校60周年記念式典が行われました。本校は、本区南部地区の人口増加に伴い、昭和36年4月に深川三中、深川四中からの2年生320名と新たに1年生361名を迎え開校しました。当時の鉄筋4階建ての見事な白亜の校舎は、地域のシンボルとなり、本校は地域の発展とともに歩みを重ね、歴史と伝統を築いてきました。そして平成17年3月には、現在の船の形をイメージした5階建てのさらに立派な校舎となりました。本校では、その船を模した校舎を八中丸という大きな船に見立て、生徒たちはクルー(乗組員)として、様々な教育活動という航海を通して、教育目標である「自主・自立」の精神を育んでいます。
式辞の中で、森校長先生は、本校がこれまで地域の皆様に支えられ60周年を迎えることができたことに触れながら、生徒たちに「地域の一員として、地域に貢献する人になって欲しい。わが町の学校、八中を卒業した後も、八中や地域のために力を貸して欲しい」と熱く話されました。本校は、これまでも地域とのつながりを大切にしており、生徒たちは地域清掃や夏祭り、コミュニティガーデンの整備等、ボランティア活動に自主的に参加する生徒も多いそうです。
生徒代表の言葉では、3年生の生徒がこのコロナ禍での活動を振り返りながら、「私たちは負けません。八中で身に付けた生きる力を生かして、未来に向けて羽ばたいていきます。いつまでも見守っていてください」とお世話になった地域や保護者の皆様、先生方等に向けて力強く思いを述べてくれました。
今回、私は体育館で式典に参加している生徒たちの立派な姿にとても感動しました。体育館に凜とした空気感があり、すべての生徒たちが、心、思いを一つにして集中していることが伝わってきました。後で、式典当日の記録写真を見ると、「これだな!」と思った物がありました。先生が生徒たちに向けて書いた、教室にあったメッセージです。「八中がココにあったからこそ、今の生活がある。みんなと出会い、今、こうしてみんなと過ごすことができているのも、今、みんなが大切に思う友達との繋がりも、すべては八中があるからです!!深川第八ありがとう!!」きっと、各クラスで先生方が、それぞれの方法でしっかりと八中丸のクルーたちに思いを伝えているので、心が一つになっているのでしょうね。「やっぱり、学校っていいな」、「先生と生徒っていいな」と勝手に胸を熱くして教員魂を燃え上がらせてしまいました。本校の生徒たち、先生方に「あっぱれ!」です。
改めて、深川第八中学校60周年おめでとうございます。PTA、地域、教職員の皆様、ありがとうございました。本校の校歌は、「明日の日本を担い立つ深川八中のわれら栄えあり」という歌詞で結ばれています。八中丸のクルーたちは、生徒代表の言葉にあったように、世界の大海原のどんな荒波にも負けずに航海に挑み、また母港であるこの地に戻って来てくれることでしょう。そして、森校長先生の式辞に応えるように、この地で力を発揮してくれることでしょう。期待しています。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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