更新日:2024年5月30日
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江東区教育委員会
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~
よく考え進んでやりぬく「自主」のこどもたち
今日は、二十四節気の「夏至」です。梅雨の晴れ間の強い日差しを感じながら、扇橋小学校を訪問しました。今日から、東京都はまん延防止等重点措置が適用されています。学校においては、新型コロナウイルス感染症対策を継続しながらも、緊急事態宣言下での教育活動の制限を一部解いて、運営をしています。
今日は、5校時の授業を参観しました。扇橋小の児童は、どの学級でも熱心に授業に取り組んでいて、明るく挨拶をしてくれる子がとても多かったです。帰りに、学校の外で会った時にも、複数の学年の児童が挨拶をしてくれて、とても驚きました。吉野校長先生が、「こどもたちには、『挨拶』と『返事』を大切にしようと話をしています」とおっしゃっていたことを思い出しました。校内だけでなく、地域でも積極的に挨拶ができるなんて、立派ですね。
扇橋小には、3つの教育目標があります。その1つ目が、「自主 よく考え進んでやりぬく子」です。学習指導要領に示されている「主体的・対話的で深い学び」がまさにこの目標と重なります。今日の授業でも、先生方がよく意識をされて取り組んでいること、そして児童がよく考えている姿を見ることができました。
6年生の算数は、「等しい比について調べよう」という授業でした。学年の先生と算数少人数担当の先生、そして江東区独自の学びスタンダード強化講師の先生を加えて、2学級4展開の、児童一人一人を大切にした授業が行われていました。児童がそれぞれの考えを述べ合い、学びを深め合っている姿は、とても素晴らしかったです。
2年生の国語は、「『スイミー』をしょうかいする文しょうを読みあい、かんそうをつたえよう」という「めあて」の授業でした。先生が「読みあい」の「あい」に波線を付けているところがよかったですね。友達との対話的な学びを通して、学びを深めていこうとしているところがよく分かりました。黒板の隅に「水無月」、そして「夏至」と書いてあったのも、俳句にしっかりと取り組まれている扇橋小ならではですね。
5年生の総合的な学習の時間では、1人1台の情報端末を活用しながら調べ学習に取り組んでいました。扇橋小では、先生方が主体的にGIGAスクール構想の実現に向けた研修に取り組み、教え合い、高め合いながら先生方自身のスキルアップも図っているそうです。児童の「自主」の精神は、先生方の「自主」の姿勢が育んでいるのですね。
江東区教育委員会 教育長 本多健一朗
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