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教育委員会

更新日:2021年11月8日

「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~

「つながり」と安心できる「居場所」がある学校

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▲今日の朝会は、5・6年生が校庭に集まります 

▲校長先生の話を「見て、聴いて、考えます」

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▲高学年の児童にとって、端末は文房具の一つです

▲寄贈していただいた「明治小みんなのピアノ」

 明治小学校を訪問しました。登校風景、朝会の様子から見せていただきました。学校の日常を直接見ること、お話を伺うことは、私たちにとって、特にコロナ禍の今はとても大切なことです。喜名校長先生は、校門で一人一人に声をかけながら児童の様子を見ています。元気に挨拶をする子もいれば、ゆっくりゆっくり歩いて来る子もいます。児童は、それぞれ様々な思いを抱いて月曜日の校門を通ります。

 本校のコロナ禍での全校朝会には、工夫があります。月に1度は、全児童が教室で映像を見ながら行うオンライン朝会、それ以外は2学年の児童が校庭に集合し、その他の学年の児童は放送でその内容を聞く形式です。この形を大切にするのには意味があります。

 「コロナ禍で大切にしているのは『つながり』です。これまで学校で普通に行われていた異学年交流や上級生の姿から学ぶということが、コロナ禍でできなくなりました。しかし、1年生から6年生までがいる小学校だからこそ、『つながり』を大切にすること、お互いの姿から学ぶことは大切で、そのような機会を意図的につくっていく必要があります」喜名校長先生は、そう話してくださいました。今日の朝会は、5年生と6年生が校庭で朝会に参加しました。集まる様子、並び方、話の聴き方等、6年生の一挙手一投足は、5年生の手本になり、その姿はしっかりと受け継がれていきます。

 「校長先生の話は長い」というのは一昔前の話。今は、短い時間で児童に効果的に伝え、児童が考えながら聴き、オープンエンドになっていることが大切です。喜名校長先生もフリップを効果的に見せながら、簡潔に話をしていきます。今日のテーマは「言葉の力」。「言葉は、自分が思ったようには伝わらない」「想像力を働かせて聴くこと、相手と話をすることが大切」とポイントを押さえて話をしていきます。最後の中島みゆきさんのエピソードが最初の「ふわふわ言葉とちくちく言葉」につながります。今日の講話の内容は事前に、全教職員に配布されていますので、先生方もこの話を学級でしっかりと生かしていきます。

 私も校長をしていた時に、朝会の話は全校児童生徒、先生方に向けての短い授業と考えて準備をして臨みました。さて、こどもたちの心の中にまだ残っているでしょうか。

 全学級の授業の様子も見せていただきました。どの児童もとてもいい表情をして学習に取り組んでいました。どのクラスでも、そこにいることに安心感を抱いているようでした。休み時間に校長室に戻ると、5、6名の児童が本を読んでいたり、けん玉をしたりしていました。1階のフロアでは、ピアノを弾いている子もいました。教室で友達や先生と会話を楽しむ子、校庭で遊ぶ子…。それぞれの児童の心地よい居場所が本校にはあるんだなと感じました。

 また、本校には、「こども何でも相談日」という「どんなことでも気軽に相談してね」という日があります。今日がその日でした。この取組も学校が安心できる居場所となる一つのきっかけになります。児童の安心感に満ちたたくさんの笑顔に触れることができ、心地よく、清々しい気持ちで一週間のスタートを切ることができました。明治小学校の皆さん、ありがとうございました。

江東区教育委員会 教育長 本多健一朗

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