深川不動堂旧本堂
深川不動堂旧本堂
桁行5間、梁間6間、一重入母屋造、瓦葺、千鳥破風付の本堂です。
文久年間(1861~64)の作で、もとは千葉県印旛郡本埜村にある天台宗寺院龍腹寺の地蔵堂でした。不動堂の本堂が東京大空襲によって焼失したため、本山成田山新勝寺主導のもとで再建が行われました。
しかし、戦後の厳しい木材統制の中、新築は認められなかったため、龍腹寺地蔵堂を移築することになり、昭和26年に竣工しました。地蔵堂が選ばれた理由は、新勝寺の安政の本堂(現釈迦堂:国指定重要文化財)と同じ工匠(八木紋次郎)の作と考えられたためです。
建築的な特徴としては、ほぼ正方形であること、入口が2間分と広くとられていることがあげられます。これは新勝寺釈迦堂も同様で、ここに同一工匠の特徴がよく示されています。
住所 | 富岡1-17-13 |
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地区 | 深川 |
所在地(所有者) | 深川不動堂 |
登録年月日 | 2007年10月26日/2008年2月22日指定/2016年4月名称変更 |
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