永代橋
永代橋
元禄11年(1698年)に木造橋が架けられましたが、これは現在より150メートルほど上流にありました。現在の永代橋は関東大震災後、帝都復興局によって架け替えられた鉄鋼橋です。
橋のデザインを決めるにあたり、帝都東京の門には重厚かつ雄大で男性的なデザインを意図し、リブタイドアーチ橋が採用されました。設計は復興局土木部長の太田圓三を中心に田中豊、竹中喜忠が行いました。大正13年(1924年)12月に着工、15年12月20日に開通式を行いました。
長さ185.2メートル、幅22メートルで、基礎工事にはニューマチックケーソン工法を採用し、アメリカから技術者を招聘して施工しました。また、アーチの繋ぎ材には当時日本海軍が研究中であった低マンガン鋼の一種であるデュコール鋼を採用しました。
このように技術的にも斬新な工法を採用した永代橋は292万4千円という巨額の費用がかかりました。
※永代橋は平成19年6月18日に国指定重要文化財(建造物)に指定されました。
住所 |
永代1丁目~中央区新川1丁目 |
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地区 |
深川 |
所在地(所有者) |
東京都 |
登録年月日 |
2007年10月26日 |
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