石造燈明台・明治31年在銘
石造燈明台明治31年在銘
以前は、深川不動堂境内の南東にありましたが、平成20年7月に現在地(深川公園)へ移設されました。高さは839.4cm、約370cm四方の燈明台です。
日清戦争の戦勝を記念して明治28年(1895)に起工し、31年7月に竣工しました。設計者は工部大学校(現東京大学工学部)第1期生の1人である佐立七次郎です。
中は煉瓦積みになっていて、本来は螺旋階段が付けられていたと思われます。周囲には建立のために寄附した人々の名前が刻まれた石板が貼られており、市川團十郎・尾上菊五郎・市川左團次といった歌舞伎役者や魚河岸の人々など幅広い人々によって信仰されていたことがわかります。
また、もともと上に八角形の火袋があったのですが、関東大震災で倒れたようです。しかし、本体は非常にしっかりした造りになっていて大震災と空襲も乗り越えて今にいたります。
また、この燈明台とほぼ同じものが千葉県成田山新勝寺にもあります。
郵便番号 |
135-0047 |
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住所 |
富岡1-14 |
地区 |
深川 |
所在地(所有者) |
江東区 |
登録年月日 |
1987年3月26日/2008年2月22日指定 |
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