更新日:2026年6月29日
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江東区教育委員会
6月26日生徒の社会参画意識を高めたい
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| 【2年】ヘルプマークについてのグループの意見 | 【2年】私たちにできることを考えよう! |
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| 【1年】端末で意見を共有する | 【3年】アンケートで自己認識をする |
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| ▲意見交換会 | ▲書道部の皆さんありがとう! |
雨模様の中、深川第六中学校に伺いました。深川六中は学校公開中で、午後には道徳授業地区公開講座がありました。私が道徳授業地区公開講座に講師として伺うことはあまりないのですが、地域との連携を大切にしている本校から、「社会参画」をテーマとして開催するのでぜひ来てほしいという依頼があり、ちょうど時間も空いていたので、お引き受けしました。実は、昨年度の本校の生徒会本部役員の3年生たちが「江東区こども議会」で、「地域との連携」をテーマに、「地域ともっと関われる機会を作っていきたい!」と提案をしてくれたのです。その時、「教育長、何かやりましょうよ!」と話が盛り上がったのですが、そのままになっていたのです。今回、私が伺った理由は、そんな生徒たちとの約束を果たせなくて申し訳ないという思いが強く残っていたこと、少しでも生徒たちの力になれれば…という気持ちがあったからでもあります。
本校の先生方は、日々の道徳の授業を、学校として、学年としてしっかりと連携を図りながら、授業での生徒たちの考えや思いをしっかりと積み重ねてきています。今回、学校として「社会参画」を共通のテーマとして取り組むにあたっても、教材を吟味するとともに、授業展開も生徒たちに合わせて工夫されていました。
1年生は、文部科学省の資料「ロックンローラー」を通して、考えを深めました。商店街の近くに全国チェーンの大型商業施設ができることから、地域の商店街の方々と大学生がアイデアを出し合うという内容です。2年生は、「マークはなんのために?」という資料を通して、実際にある「ヘルプマーク」について動画を視聴する等、様々な立場からの意見に触れながら、過ごしやすい社会・豊かな社会について考えを深めました。3年生は、「海のごみは『まちなか』で生まれる」という資料を通して、社会が抱える問題に自分たちはどのように向き合えばよいのか、考えを深めました。
日頃から使っている端末を効果的に使いながら、意見交換を行ったり、あえてアナログで付箋を使ってグループで顔を突き合わせて話し合いを行ったり、状況に応じて方法を工夫していました。先生方の工夫によって、すべての生徒が自分の意見をもち、その意見を伝え合い、考えを深め合うことができました。道徳の授業では、表面的な理解で終わらせず、道徳の目標にあるように、「物事を広い視野から多面的・多角的に考え、人間としての生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」ことが重要です。
授業が終わった後には、保護者や地域の方々にも参加していただき意見交換会を開催しました。今回のテーマは、「社会参画」だったので、特に地域の方々に参加していただけたことはとても意義深いことでした。最後の私からのまとめの話の際に、「地域で今困っていること、課題は何ですか?」と地域の方に伺ってみました。地域の方は、「インバウンドによるごみ問題です」と切実に話されました。この地域の方の声を、生徒たちに授業の中で聞かせてあげることができたら、社会参画意識をより高めることができたことでしょう。生徒にとって、世界で起きている問題を知ることも大切ですが、より身近な学校や地域で起きている問題について考えていくこと、その問題に直接関わり、達成感を味わっていくことが、生徒の社会参画意識を高めるためには、より重要です。
今年の夏は、3年に一度の富岡八幡宮の本祭りです。本校の生徒たちも様々な形で祭りに参加するそうです。地域の伝統行事に直接関わることで、実感をもって社会参画意識を高めることができることと思います。「私は地域のために何かをしたい」という思いをもち、その取組を通して「私たちは社会を変えることができる」という思いを抱けるようになってほしいと思っています。本校の生徒たちなら、きっとやってくれるはずです。
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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