更新日:2026年6月25日
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江東区教育委員会
6月24日「主体的な学習者」を育てる
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朝から砂町中学校に伺いました。小野校長先生と生徒の登校を出迎えに行こうとした時です。登校してきた生徒から「あっ、知ってます!」と声をかけられました。最近、いろんなところに出没するので、覚えていてくれたようです。校門であいさつをしていると、小名木川小の児童が仮校舎に向かって歩いていたので、あいさつをしました。すると、今度は小名木川小の児童から、「あれっ、本多さん!」と声をかけられました。そして、「今日だっけ?」と友達と話をしています。「今日は砂町中に来ていて、明日、小名木川小に行くからね」と言うと、納得したようです。どうも、明日私が学校に行くことを先生から聞いていたようです。塩の道橋のストップさんのところまで見送り、児童とは別れました。朝から連続して、顔を見て気付かれるとはびっくりしました。もっともっと、こどもたちに覚えてもらえるように、「学校、今日行く!」をモットーに、さらに頑張ります!
登校の見守りを終えて校舎内に戻りました。3年生の教室があるフロアを覗いてみると、誰もいないのでは?と思うほど静かなんです。よく見ると、みんな読書をしています。朝読書の時間でした。朝読書が習慣付いていること、そしてこの集中力、すごいなと思いました。砂中生、素晴らしいです!
小野校長先生は、利島村立利島小中学校からこの4月に砂中に異動されました。全島民の数が本校の生徒数と同じくらいの約300人だったそうです。小学校と中学校の校長を兼任されていた経験は、連携教育に力を入れている本区の教育にプラスになることがたくさんあると思います。また、規模は違えど、地域に支えられ、温かな人と人とのつながりがあることは、利島も砂町も同じようです。地域の皆さんの力、ありがたいですね。
小野校長先生に、学校経営で大切にされていることを伺うと、「本校の教育目標には、『自ら進んで学習し』という言葉がありますが、『主体的な学習者』を育てるということを大切にしています」と答えてくださいました。生徒が「主体的な学習者」になるためには、先生方自身も「主体的な学習者」になることが大切です。本区が進めている「Challenge Wednesday」は、主体的に学ぶ経験を積み重ねていくとてもよい取組であるとも述べてくださいました。
朝読書での集中した姿は、授業中も続いていました。どの学年、どの学級の授業でも、生徒たちは集中して学んでいました。1年生が国語で「大人になれなかった弟たちに……」の学習をしていました。俳優で作家でもある米倉斉加年さんの作品で、もともとは絵本だったものです。まだミルクを飲まなければならないほど小さな弟は、福岡からの疎開先で栄養失調が原因で亡くなります。米倉さんにとっての戦争の記憶とは、弟のことなのだそうです。江東区は東京大空襲で大きな被害を受けました。砂町もそうです。砂町で過ごした俳人・石田波郷は焦土と化した町の様子を俳句にしています。江東区で学ぶ生徒たちにとって、戦争は記憶しておいてほしいことの一つです。
今年度、本校の3年生は長崎に修学旅行に行くそうです。貴重な学びをたくさんしてくることと思います。米倉さんの弟が亡くなった九日後に広島に、その三日後に長崎に原爆が落とされています。3年生の生徒たちに、改めてこの「大人になれなかった弟たちに……」を思い出してもらえたらと思います。この作品の中で弟の名前は「ヒロユキ」、そして広島、長崎は「ヒロシマ」、「ナガサキ」と片仮名で表記されています。生徒たちが「主体的な学習者」として、長崎で多くのことを学んだ後で、片仮名で表記された意味をどう考えるのか、聞いてみたいなと感じました。
ちなみに、砂中の帰りに、小名木川を挟んで反対側にある、大島幼稚園を「今日行く!」の如く訪問し、少しの時間でしたが、元気な幼児たちと過ごしてきました。また、行きますからね!ちゃんと顔を覚えてくれたかな?
江東区教育委員会教育長本多健一朗
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