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更新日:2023年5月25日
江東区内に伝えられた貝漁及び鰻漁に関する用具で、区内の漁業協同組合が昭和37年(1962)12月に漁業権を放棄する以前に使用されていたものです。
江東区域の漁業は、寛永6年(1629)に成立した深川猟師町を中心に展開しました。そこで生産された魚介類は、江戸の庶民に好まれ、江戸前文化の一端を担いました。享保20年(1735)に成立の江戸の地誌『続江戸砂子』には、江戸近辺の名産品として「深川鮓(すし)」「深川蛤(はまぐり)」「深川鰻(うなぎ)」「深川蠣(かき)」の記述が認められます。
明治になると、深川や砂村に漁業組合が結成され、大正・昭和と漁業は行われましたが、次第に海の汚染や埋め立てなどが進み、昭和37年には漁業権を放棄しました。これにより、江戸時代以来続いた、江戸前の漁業は消滅しました。
本登録文化財は、本区の漁業における歴史や文化、ひいては江戸前の海を語るうえで欠かすことができない、貴重な民俗資料といえます。
巻き篭(まきかご)
鰻掻(うなぎかき)
郵便番号 | 135-0016 |
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住所 | 東陽4-11-28 |
地区 | 深川 |
所在地(所有者) | 江東区 |
登録年月日 | 2023年5月18日 |
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