力石
旧大石家住宅の門を入って左側の植え込みの中に、旧大石家住宅の縁側と対面するように置かれている。下部は土中に埋まっている。石質は安山岩。正面に「さし石」と陰刻されている。平成6年、東砂8丁目にあった江戸時代末期の民家大石家住宅の解体作業に伴う発掘調査により出土。礎石として使用されていた。(『大石家住宅解体調査報告書』)。意図的なものかどうかは不明だが、淡路島(兵庫県洲本市の千光寺所蔵の力石)にも同様な事例が報告されており(濱岡きみ子『淡路の力石』)、本力石にも信仰的な意味が込められていたものと思われる。大石家住宅は大正6年(1917)頃と昭和11年(1936)の2回土盛りをして土台を上げているので、遅くとも昭和11年以前の埋納となるが、力石自体は刻銘などの形態によって江戸時代のものと思われる。
郵便番号 | 136-0076 |
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住所 | 南砂5-24地先仙台堀川公園内旧大石家住宅 |
地区 | 城東 |
所在地(所有者) | 江東区 |
登録年月日 | 2000年3月27日 |
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