木工(彫刻)
木材を素材とし、さまざまな飾り物、板木への彫りなどを行う彫刻技術です。江戸時代以前に欄間(らんま)板(欄間彫刻を施した板)が登場すると、それ以前に飾り物を手掛けた大工に代わって、木彫専門の職人が登場します。江戸時代になると、宮大工の木彫技術が分化し、独立したと言われています。一般的には、寺院建築の木(き)鼻(ばな)や蛙(かえる)股(また)などの彫刻、和風建築の欄間の透かし彫りなどがありますが、洋風建築の装飾彫刻などにもこの技術は及んでいます。
渡邉氏は、父美壽雄氏(区指定無形文化財保持者)について技術を学びました。高校在学時の昭和30年代後半、父の手伝いをはじめ、その後、本格的に修業しました。若いころから父とともにさまざまな仕事を経験し、技術に磨きをかけ、これまで寺院の装飾や個人住宅の飾り物など、多くの木彫刻を手掛けてきました。
住所 | 石島 |
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地区 | 深川 |
保持者・保持団体 | 渡邉美憲 |
登録年月日 | 2009年3月27日 |
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