人形頭製作
人形頭師(にんぎょうかしらし)は、おもに雛飾りや鍾馗様(しょうきさま)の頭部分を製作します。頭の木型で、桐の粉の頭を抜き、頭に目を入れます。上から胡粉(ごふん)とニカワを練ったものを塗り、練った胡粉を用いて顔を立体的にします。目・鼻・口を小刀で削り出し、練った胡粉で耳の部分を盛り上げ、形を整えます。顔の表面を水拭きし、目・鼻・口を小刀で細部まで成形します。ここに頭師の個性が発揮されます。それに、上塗胡粉をゼラチンで溶いたものを3~5回塗り、小刀で最終的な修正をおこないます。最後に面相を描き上げます。
小島さんは、昭和31年に生まれ、高校卒業後に人形頭師の及川映峰氏のもとで修業を積み、29歳で独立して、荒川区日暮里で人形結髪師(にんぎょうけっぱつし)の父一男さんとともに仕事を始めました。昭和62年に現在地に移り、仕事を続けています。
住所 | 北砂5 |
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地区 | 城東 |
保持者・保持団体 | 小島孝司 |
登録年月日 | 1995年3月28日 |
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