べっ甲細工
べっ甲を用い、簪、帯留めなどの和装小物、ネックレス、ブレスレット、イヤリングなどを製作する。べっ甲は熱帯産の玳瑁という海亀の角質鱗板部分(にかわ質)を加工したものである。湿気を与えて加熱すると、接着剤なしで張り合わせたり、曲げても剥離しないという特徴を持つことから、装飾品の材料として使われてきた。現在は国際条約により輸入が禁止され、貴重なものとなっている。
磯貝氏は、昭和23年(1948)に墨田区横網で生まれ、持同42年に父庫太氏について技術を習得した。同50年27才で墨田区東駒形に店を出して独立した。現在地には同61年に移った。
平成3年の東京都伝統工芸後継者展、同5年の東京都伝統工芸品展に参加して実演を行い、またヨーロッパ各地で実演を披露するなど、べっ甲の普及活動に努めている。
住所 | 亀戸3 |
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地区 | 城東 |
保持者・保持団体 | 磯貝 實 |
登録年月日 | 2002年3月29日 |
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