相撲呼出し裁着袴製作
大相撲の呼出しが穿く裁着袴(たっつけばかま)を製作する技術です。個人の体形に合わせた型紙を用いて、裾は膝下を紐でしばり、こはぜでぴったりと留めます。裁着袴は、大関や横綱に昇進した力士が呼出し全員に贈るもので、力士のしこ名を刺繍した腰板を付けます。裁着袴は、呼出しの装束として欠かせないものとして、その製作技術は大相撲を支える重要な技術となっています。
山口氏は、20歳頃から父富永晧氏(区指定無形文化財保持者、故人)のもとで修業し、和裁の技術を習得しました。当初は襦袢や素縫いをしながら和裁技術を習得し、37歳頃から裁着袴の製作を手伝うようになりました。現在、呼出しが穿く裁着袴の製作は山口氏が一手に引き受けています。
住所 | 森下1 |
---|---|
地区 | 深川 |
保持者・保持団体 | 山口由紀 |
登録年月日 | 2020年10月1日 |
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください