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更新日:2017年4月3日

食品衛生ニュース最新号簡略版

平成28年 東京都の食中毒発生件数

平成28年に東京都で発生した食中毒は136件、患者数2,309人でした。

原因別事件数では、発生件数が最も多かったのはノロウイルス51件、次いでカンピロバクター33件、アニサキス21件でした。ノロウイルスとカンピロバクターによる食中毒が発生件数の半数以上を占めたのは、ここ数年の傾向と同じでした。

発生件数が減少したにも関わらず、患者数が増加した理由として、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、腸炎ビブリオ、ウエルシュ菌による大規模な集団食中毒が頻発したためと考えられます。

江東区内では、6件の食中毒が発生しました。

平成28年 食中毒発生状況

東京都で発生した食中毒について、発生件数が多い順に特徴を説明します。

第1位 ノロウイルス(46件)

<主な原因食品>

ノロウイルスに感染した調理従事者が汚染した食品、加熱不十分なカキ等の二枚貝。

<予防方法>

①トイレ後や調理前は、石けんを使って手洗いをしましょう。

②二枚貝は、中心を90℃で90秒以上加熱をしましょう。

第2位 カンピロバクター(32件)

<主な原因食品>

鶏肉の刺身、加熱不十分な肉料理。

<予防方法>

①食品は、中心を85℃で1分以上加熱しましょう。

②肉類と野菜の調理器具は別にしましょう。

第3位 アニサキス(21件)

<主な原因食品>

サバ、サンマ、ヒラメ等の刺身、シメサバ。

<予防方法>

60℃で1分以上加熱しましょう。

20℃で24時間以上冷凍しましょう。

目視で取り除きましょう。

江東区で発生した食中毒

江東区では、6件の食中毒が発生しました。その中で、家庭で起きたチョウセンアサガオによる食中毒の事例を紹介します。

<チョウセンアサガオによる食中毒> 

自宅のプランターで栽培していた植物の葉をサラダやお浸しにして夫婦2名が食べたところ、夫が意識不明となり病院に救急搬送されました。

 この植物を鑑定した結果、有毒なチョウセンアサガオとわかりました。チョウセンアサガオは、根をゴボウ、つぼみをオクラ、種子をゴマと間違えて食べて食中毒を起こした事例があります。

  予防方法

①野菜と他の植物を同じプランターで栽培しないようにしましょう。

②食べられる種類かわからない場合は、食べないようにしましょう。

~平成28年江東区で発生した食中毒一覧~

  原因施設 原因食品 病因物質
1 飲食店(中華) しじみのしょう油漬け(推定) ノロウイルス
2 飲食店 ハーブチキンささみ寿司 カンピロバクター
3 家庭 チョウセンアサガオ 植物性自然毒(スコポラミン、アトロピン)
4 不明 不明 アニサキス
5 鮮魚店 ヒラメの刺身 アニサキス
6 飲食店(寿司) 会食料理

ノロウイルス

「キザミのり」による食中毒発生!  

毎年、ノロウイルスによる食中毒が全国で多発しています。ノロウイルス食中毒の原因食品は、カキ等の二枚貝に限りません。近年は、ノロウイルスに感染した人が食品を汚染して食中毒を起こす事例が増えており、どんな食品でも原因となる可能性があります。

平成29年2月、都内の小学校で「キザミのり」が原因の大規模なノロウイルス食中毒が発生しました。

事件の概要

平成29年2月、立川市内の複数の小学校で、1,000人以上の生徒や教職員がおう吐、下痢、発熱等を発症しました。調査の結果、給食の親子丼に使われていた「キザミのり」からノロウイルスを検出しました。

また、同じ「キザミのり」を使用していた小平市の小学校や和歌山県の小中学校等でも食中毒が発生しました。

「キザミのり」を加工した業者が製造したのり製品は、回収が行われています。ホームページ等で最新情報をご確認ください。

食中毒予防のポイント

(1)手洗い

トイレの後、外出した後や調理前は、石けんでよく手を洗いましょう。

(2)器具の洗浄、消毒

使用した器具は、洗剤を用いて十分に洗浄した後、熱湯や塩素系漂白剤で消毒し、よく乾燥させましょう。

(3)加熱

食品は中心部まで加熱しましょう。(85~90℃で90秒間以上)

(4)トイレの清掃

ノロウイルスに感染するとふん便中に大量のウイルスが排出されるため、トイレは汚染の可能性が高い場所です。普段からこまめに、便器、床、ドアノブ等を清掃、消毒しましょう。

HACCPって何だろう?

安全で衛生的な食品を製造するための国際的に推奨されている衛生管理方法として「HACCP(ハサップ)」があります。国は、将来的に全ての食品事業者がHACCPを用いた衛生管理を行うよう、HACCPの制度化を検討しています。ここでは、HACCPについて説明します。

HACCPによる衛生管理とは?

いままでは、最終製品の抜き取り検査を行い製品の安全性の確認を行っていました。

HACCP方式は、最初に原材料の受入から最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染や異物の混入などの健康被害につながる危害を予測します。危害の防止につながる特に重要な工程(CCP)を連続的・継続的に監視(モニタリング)し、記録することにより、製品の安全性を確保します。

いままでに比べて、より効果的で効率の良い衛生管理ができます。

健康被害につながる危害とは?

危害は大きく3つに分けられます。

(1)生物的要因:食中毒細菌等の有害微生物、アニサキス等の寄生虫等

(2)化学的要因:自然毒(ふぐ毒、キノコ毒等)、カビ毒、残留農薬、動物用医薬品、食物アレルゲン等

(3)物理的要因:金属片、ガラス片、石等

導入した場合のメリット

・取引先からの信用度が上がる。

・クレームやロスが少なくなり、品質のばらつきも抑えられる。

・従業員の経験やカンに頼らず、安定して安全な製品が作れるようになる。

・消費者に対して、製品の安全性や安全な食品を製造する取り組みをアピールできる。

HACCPの導入方法等、詳しい内容を知りたい方は、厚生労働省のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)も参考にしてください。

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お問い合わせ

健康部(保健所) 生活衛生課 食の安全係

郵便番号135-0016 東京都江東区東陽2-1-1

電話番号:03-3647-5812

ファックス:03-3615-7171

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