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更新日:2023年9月14日
本区では、児童・生徒数の増加にあわせた校舎等の増設とともに、「江東区立小中学校の改築・改修に関する基本的な考え方」に基づき、校舎等の改築や長寿命化改修を計画的に進め、学校施設の整備を図っています。本区は木材加工・流通の拠点「新木場」を有していることから、改築・改修時には木材をふんだんに使用する「木質化」を実施し、木のぬくもりに包まれた施設整備を推進します。あわせて、バリアフリー化や防災力強化も図りながら緑豊かで環境にやさしい良好な教育環境を目指しています。
こうしたことから、こどもたちが安全・安心に学校に通い、充実した学校生活をささえる教育環境を整備するため改築・改修を行います。
香取小学校(改築・令和2年3月竣工)
第五大島小学校(改築・平成30年7月竣工)
第二砂町小学校(大規模改修・令和元年7月竣工)
深川第四中学校(大規模改修・令和2年7月竣工)
つばめ幼稚園(大規模改修・令和2年2月竣工)
児童・生徒・教職員・PTA・地域住民が集まり、みんなの意見や思いを取り入れ、こどもたちや地域に愛される学校を目指します。
写真:第二大島小学校ワークショップ
江東区は木材加工・流通の拠点「新木場」を有していることから、改築・改修時には木材をふんだんに使用し、木のぬくもりに包まれた施設整備を推進します。
写真:第五大島小学校
エレベーターやスロープの設置などによりバリアフリー化を図ります。
写真:平久小学校
マンホールトイレや防災備蓄倉庫など、災害時に備える設備を設置します。
図:マンホールトイレ
校舎の壁面緑化や屋上緑化により、江東区が目指すみどりの中の都市「CITY IN THE GREEN(CIG)」の実現に取り組みます。
写真:香取小学校屋上緑化
雨水を植物の水まき用に活用するためのタンク設置など、環境にやさしい設備の導入に努めます。
写真:有明西学園屋上雨水利用タンク
小中学校校舎の改築工事や大規模改修の際には、通常一年以上の長い間、工事中の校舎を使用することができません。
そのため一般的には、校庭に仮設プレハブ校舎を設置して授業を行います。
これに対し、江東区では区内二か所に整備した常設の仮校舎に引越しをして授業を行っています。
常設の仮校舎を活用することには以下のようなメリットがあります。
仮設プレハブ校舎は工事現場と隣接する校庭に設置されることが多く、授業中も騒音や振動を受ける可能性があります。また工事現場に出入りする工事車両等にも注意を払わなければなりません。
こうしたことから、工事現場から離れた環境に移ることで、教育環境の快適性・安全性を確保します。
また、仮設プレハブ校舎を設置すると校庭の利用可能面積が減少し、体育の授業や外遊び等が制限されます。仮校舎は通常の学校と同等の設備・校庭を備えており、工事期間中も通常と同水準の環境で教育を受けることが可能です。
常設仮校舎を活用した工事では、敷地内のプレハブ校舎の設置・撤去及び工程上の制約がないため、工事期間が短縮されます。
長寿命化改修を含む大規模改修事業や改築事業を実施する際には、多くの場合、校舎の整備と同時期に校庭の整備も実施します。
仮設プレハブ校舎を校庭に設置した場合、校庭の整備を実施する前に校舎への引越しとプレハブ校舎の解体が必要となります。
仮校舎を活用することで、校舎と校庭を含む外構工事の工程を一体的に組むことが出来るので、効率的に工事を進めることが可能となります。
江東区では、一時的に引越しが必要な改築工事や大規模改修工事の他に、学校に居ながら行う小規模改修工事も実施しています。
これら多くの改修事業を滞りなく計画的に実施していくためには、中・長期的な改修計画が必要不可欠となります。
区内二か所に有する常設の仮校舎をリレー形式で使用することを計画策定の軸とすることで、長期間にわたる明確な計画の策定が可能となります。
このことから、効率的な設備更新や計画的な修繕等が可能となり、こどもたちが安全・安心に学校に通い、充実した学校生活をささえる教育環境の整備につながります。
工事にあたっては資材置き場や工事車両の駐停車場として校庭を使用しますが、校庭にプレハブ校舎を設置すると、これらのスペースが大きく制限されることとなります。
仮校舎を活用した工事では、校庭全面を工事で利用できるため、工事を安全かつ円滑に進めるために必要なスペースの確保や、大型重機を工事に採用することが容易になります。敷地面積の小さい学校の多い都市部の工事においては、工事の進行を左右する重要な要素となります。
本校舎と仮校舎間の引っ越しは夏季休業期間を利用して行うことで、生徒への影響を最小限に抑えます。
引越しは概ね四日間かけて行います。運搬は委託業者が行います。
引越しの荷物は事前にすべてリスト化し、どの部屋からどの部屋に運ぶかをすべての荷物に定めておくことで効率性を高めています。
学区域の全部または一部が、仮校舎から2kmの範囲を超える場合は、登下校時の安全確保や登下校時間の長時間化を抑えるためスクールバスを運行しています。
学校の規模により差がありますが、バスの運行台数は10~20台で行っています。
バスの停車場所は、事前に候補地を選定し交通量等を調査したうえで、学校・警察・地域の方と協議し決定します。
バスには乗降補助員が同乗し、安全確認等に努めています。
もと南砂西小学校だった校舎を改修して、仮校舎として利用しています。最大29学級数に対応可能な教室数を確保しています。
所在地:南砂二丁目3-13
もと大島南小学校があった場所に、仮校舎専用の建物として建てられました。プールは改築前の第五大島小学校で使用していたものを改修して、仮校舎の一部として使用しています。最大22学級数に対応可能な教室数を確保しています。
所在地:大島五丁目52-15
仮校舎は小学校校舎の基準で設計することで小・中学校どちらも使用できるようにしています。また一部幼稚園園舎として利用可能なエリアを設けており、幼稚園の仮園舎としても利用することが可能です。
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