令和7年4月11日号(こうとう区報)テキスト版2面
大切な命を守るため 親子でできる安全対策
春の訪れとともに、新しい生活が始まる季節です。こどもたちも、入学や進級で新しい環境に胸を膨らませていることでしょう。しかし、この時期は通学路や生活道路での交通事故が増えやすい時期でもあります。保護者の皆さんも、こどもの安全を守るために、通学路の危険な場所を確認し、日々の声かけを心がけましょう。また、私たち大人が手本を示し、地域全体でこどもたちの安全を支えていきましょう。
歩行中の交通事故、7歳が最多
令和2~6年の間、歩行中の交通事故にもっとも遭ったのは7歳のこどもでした。
18歳までの都内歩行者年齢別死傷者数(令和2年~6年)
都内小学生の交通人身事故は、どんな事故
令和6年中の都内の小学生の交通人身事故の統計によると、歩行中は横断中の事故が大多数、自転車乗用中は出合い頭の事故が多数を占めます。
歩行中の主な発生状況(令和6年 350件)
- 横断中(横断歩道・付近以外) 144件
- 横断中(横断歩道) 118件
- 対面通行中 32件
発生原因の内訳
- 飛び出し:57件
- 横断違反:23件
(注釈)違反なし:249件
自転車乗用中の主な発生状況(令和6年 652件)
- 出合い頭 274件
- 車両単独 188件
- 人対自転車 49件
- 左折時 39件
- 右折時 24件
発生原因の内訳
- ハンドル・ブレーキ操作不適:160件
- 安全不確認:127件
- 交差点安全進行:72件
- 一時不停止:65件
(注釈)違反なし:124件
守ろう!交通ルール 保護者からこどもに伝えてほしいこと
深川警察署 儀保さん
こどもと一緒に通学路を歩いて、横断歩道の渡り方や信号、標識の意味などを実際の現場で正しく教えましょう。その上で、どこに注意してどのようにしないといけないかを具体的に教えてあげましょう。
また、こどもは、関心を引くものがあったり何かに夢中になったりすると、周囲が見えなくなる傾向があります。絶対に道路に飛び出さないように繰り返し言い聞かせてください。
横断歩道の渡り方
信号機あり
信号が青色になってもすぐに渡らず、左右の安全を確かめ、左折や右折をしてくる車に注意し、安全を確認してから、手を上げて渡るように教えてください。
信号機なし

走っている車が止まった場合でも、他の車の動きに注意して、安全を確かめてから横断するように教えてください。横断中も車が近づいてこないかどうか、止まっている車のかげから別の車が突然出てこないかなど、周りに注意をさせることも必要です。
自転車に乗るとき
交差点や曲がり角では、「一時停止」の標識や「自転車ストップマーク」がなくても、足をついて必ず止まり、左右の安全をよく確かめるように教えましょう。左折車に巻き込まれないようにするため、車から離れて止まり、車が左折し終わってから前に出るように教えましょう。
こどもを自転車に同乗させるときや、こどもが自転車を運転するときは、乗車用ヘルメットをかぶらせましょう。
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道路では遊ばない

車の後方など、運転者から見えない場所で遊んでいると車が動き出したときに危険であることや、交通量が少ない道路でも、いつ車が来るかわからない危ない場所であることを教え、道路で遊んだり、キックスケーターなどの遊具を使わせないようにしましょう。
【問い合わせ】
地域交通課交通係
電話:03-3647-4784、Fax:03-3647-9287
深川警察署交通総務係
電話:03-3641-0110
城東警察署交通総務係
電話:03-3699-0110
東京湾岸警察署交通総務係
電話:03-3570-0110
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