ベンゼン調査
調査概要
区では、江東区環境基本計画に基づき、自動車の排ガス等に含まれるベンゼンによる大気汚染を把握するために、年に2回調査を実施しています。
ベンゼンを大気中に排出する主要な発生源は、ガソリンを燃料とする自動車です。
調査項目
大気中のベンゼン濃度
環境省「有害大気汚染物質モニタリング指針」および「有害大気汚染物質測定方法マニュアル」に準拠し、容器採取法の減圧採取法を用いて試料採取及び分析を行いました。
調査地点
- 木場公園(三ツ目通り)木場五丁目7番
- 深川第五中学校(晴海通り)豊洲四丁目11番18号
- 亀戸図書館(京葉道路)亀戸七丁目39番9号
各地点で、道路近くの「沿道」と、道路から約25m離れた「後背地」の2か所を調査地点とした。
調査期間
夏期:令和6年9月10日から12日まで
冬期:令和6年12月11日から13日まで
(注釈)夏期・冬期ともに、3日間(24時間採取を連続2回)採取した大気試料を分析しました。
結果概要(令和6年度)
各調査地点の年間平均値は、0.56~0.67μg/立方メートルの範囲の値でした。
毎月の調査を要する環境基準との比較は参考となりますが、環境基準値(3μg/立方メートル)よりも低い値でした。
また、濃度は後背地よりも沿道のほうが高くなる傾向が認められました。
平成12年1月から、ガソリン中のベンゼン含有率の規制が5%から1%に強化されましたが、主な発生源である自動車排出ガスを減らすためにも区民の方や事業者の協力が必要です。
(経年変化は関連ドキュメント参照)
調査地点 |
夏期 (μg/立方メートル) |
冬期 (μg/立方メートル) |
平均値 (μg/立方メートル) |
|
---|---|---|---|---|
木場公園 |
沿道 |
0.75 |
0.58 |
0.67 |
後背地 |
0.70 |
0.52 |
0.61 |
|
深川第五中学校 |
沿道 |
0.77 |
0.56 |
0.66 |
後背地 |
0.78 |
0.57 |
0.67 |
|
亀戸図書館 |
沿道 |
0.68 |
0.55 |
0.62 |
後背地 |
0.59 |
0.54 |
0.56 |
|
3地点平均値 |
沿道 |
0.74 |
0.57 |
0.65 |
後背地 |
0.69 |
0.55 |
0.62 |
測定状況
関連ドキュメント
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