ここから本文です。

更新日:2017年1月19日

区政最前線~区長室から~平成23年11月

「防災都市・江東」を目指して

10月20日、平成23年第3回定例本会議が終了いたしました。今回の議会では「防災都市・江東」の実現に向けた議論が多くなされました。可決された補正予算も震災対策や小学校・保育園の緊急連絡網整備など災害に強いまちづくりを目指す内容となっています。
江東区の立体地図を作成し展示するよう予算化したのも震災対策事業の一環です。
本区には水害との戦いの歴史があります。昭和24年、私が6歳の時、キティ台風で高潮により起きた洪水により、我が家の玄関の軒下まで水が来ました。屋根裏に逃げ難を逃れた経験をもつ私は、洪水の恐ろしさを忘れることはできません。この時、江東区は、罹災者15万4,134人、床上浸水2万3,493戸、床下浸水7,190戸、死者13人の被害を受けました。
その後、高潮堤防や下水道が完備され、今では、一部の地域を除き、浸水までは免れるようになりましたが、低地であることに変わりはありません。
今回の東日本大震災で、津波から命を守った多くの人は、自分の住む土地の地形を知り、高台に逃げて助かったと聞いております。自分の住む土地を知ることが命を守る基本ではないでしょうか。津波による被害は、本区の歴史上経験していませんが、改めて、本区が海抜0m地帯であることを知っていて欲しい、と思うのです。
本区の地形を立体的に表現した立体地図を、ぜひ、皆さん、学校や公共施設内で、触って、感じて、体験してください。
いたずらに怖がるよりも、被災した時、どう行動するべきか、事前の対策と心構えが重要なのです。

昭和24年のキティ台風で江東区は大きな被害を受けました

昭和24年のキティ台風で江東区は大きな被害を受けました

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 広報係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2299

ファックス:03-5634-7538

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?