区政最前線～区長室から～平成23年9月

この夏、こどもたちの輝かしい姿に感動しました。
鈴鹿サーキットをさっそうと駆け抜けるソーラーカー。4時間耐久レースを見事完走し、チェッカーフラッグを受け高揚する「チーム江東」のこどもたち。しかも、初出場にして、クラス別5位、総合10位の好成績。
公募で集まった中学生を中心に、ソーラーカー作りを始めたのは、2年前のことです。初年度は、一人乗り電気自動車をソーラーカーに改造し、昨年からはレースにチャレンジするため本格的なレースカーの製作に取り組みました。完成は今年6月、小中学生と今年高校生になった3人を含む11人のこどもたちが、大学や区内企業の協力を得ながら夢の実現に向けこつこつと努力を重ねてきました。レースでも、ドライバー、ピットクルー、スポッターなどクルーの役割をこどもたち一人ひとりが担い、チームワーク良く、初出場にしてこのすばらしい成果で夢を果たしてくれました。私は、感激で涙があふれました。
ソーラーカーレースもそうですが、スポーツの世界でこどもたちが努力しさらなる高みを目指すには、良きライバルと指導者は不可欠です。そのためには、区による施設整備も重要です。
区では7月末日、竪川河川敷公園にカヌー・カヤック場をオープンさせました。利用される方の多くは初めての体験に緊張しながらも、楽しんでいただいております。スポーツの機会が増え競技者の拡大が図られ、切磋琢磨し心身ともに鍛えられたこどもたちが、良きライバル、将来は良き指導者となることを期待しています。
私は今後もこどもたちのチャレンジを全力で応援します。