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更新日:2017年1月19日

区政最前線~区長室から~平成23年12月

被災地支援の輪をつなぐ ―全国自治体に「江東マインド」

東日本大震災から8か月が経過しました。
私は、この大災害から復興を目指す東北の皆さんの取り組みを、報道などで接するたび、この復興への歩みは、日本全体で支援すべきだと痛感いたします。
復興への大きな課題の一つに、災害廃棄物、震災によるがれきの処理問題があります。宮城県では約1,800万トン、岩手県の沿岸市町村でも約470万トンもの災害廃棄物が発生しています。東京23区で年間に出るごみの量が約290万トンです。その何倍もの廃棄物が一度に発生したことになります。私は現地で、高く延々と続くがれきの山を視察し愕然としました。
このがれきを処理しない限り、まちの復興は進みません。この膨大な量の廃棄物をすべて被災地で処理することは困難です。他の自治体が協力し広域処理を進めていく必要があります。
しかしながら、放射性物質に対する住民の不安が要因となって、多くの自治体が処理に慎重姿勢をとっています。
これまでも義援金や援助物資、人的支援などを行ってきましたが、今、被災地は、復興に向けた支援を必要としています。
がれきの処理は復興への第一歩です。これが進まない限り、復興の槌音は響きません。
11月2日から、東京都が始めた広域処理では、受入に際し放射能測定や情報公開など、放射性物質に対する不安に十分配慮しています。私は、この事例を参考に、他自治体も災害廃棄物処理に積極的に取り組み、東北支援のため行動していただくよう全国に呼びかけてまいります。
横のつながり、自治体間の連携、被災地支援の輪、「江東マインド」を広げていきましょう。

区では、一般廃棄物処理基本計画の策定を目指し、さらなる環境対策の向上を目指します

区では、一般廃棄物処理基本計画の策定を目指し、さらなる環境対策の向上を目指します

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