都市景観重要建造物
都市景観重要建造物とは
景観づくりにおいて重要な価値のある建築物や工作物などを所有者等の同意を得て、指定し保存するものです。
都市景観重要建造物「橋」の指定について
水辺豊かな区の特性を活かすため、平成16年8月19日に都市景観重要建造物として以下の4橋を指定しました。都市景観重要建造物に指定することにより、今後その橋を保全し、景観形成に活用していくこととなります。
今回の指定基準(視点)
建設後50年を経過しているものの中から、以下のような視点で、江東区都市景観審議会で審議された意見を踏まえ、4橋を指定しました。
- 地域の歴史的景観を特色付けていること
- 地域のランドマークとしての役割を果たしていること
- 区民となじみが深く、地域のイメージの核となっていること
- 外観・敷地の状況等が建設当時の状態で保存されていること
萬年橋
位置:江東区常盤一丁目・清澄一丁目(小名木川)
形式:タイドアーチ
架橋年月日:昭和5年11月
解説:架橋後約80年経過した橋の中で唯一のアーチ橋で、道路照明灯、航路灯、親柱に特徴がある。通りや隅田川テラスからよく目立ち、デザイン性や開放性、歴史性に富んでいる。
福寿橋
位置:江東区平野四丁目・千石一丁目(大横川)
形式:ワーレントラス
架橋年月日:昭和4年9月
解説:水道管などの専用管がなく、橋の両側に視界が大きく広がる。木場公園に近く、公園側からもトラス部分が象徴的に見える。
亀久橋
位置:江東区平野二丁目・冬木(仙台堀川)
形式:ワーレントラス
架橋年月日:昭和4年12月
解説:仙台堀川と平久川の合流部に近く、視界が開けている。葛西橋通りからも端のトラス部分が見える。親柱には透かし彫りが施され、ステンドグラスのような色ガラスを使用しており特徴的である。
東富橋
位置:富岡二丁目・牡丹三丁目(大横川)
形式:プラットトラス
架橋年月日:昭和5月2月
解説:大横川と平久川の合流部に架かっており、視界が開けている。永代通りから橋のトラス部分が見え、ランドマーク性がある。親柱の照明には「矢」のモチーフが施されている。
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