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更新日:2017年1月19日

区政最前線~区長室から~平成28年10月

荒川氾濫対策、区外へ広域避難を

今年の台風は、大雨の経験が少ない東北地方や北海道を中心に、甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
近年の水害については、地球温暖化の進行に伴う気候変動の影響で、大雨による土砂災害、浸水、河川の氾濫等の被害が増加しています。
このような背景を踏まえ、海面より陸地が低い、海抜ゼロメートル地帯が広がる東京都東部に位置する墨田区、足立区、葛飾区、江戸川区と本区の江東5区は、自治体の枠を超えた大規模水害時の避難対応を検討する協議会を設置しています。協議会では、長雨による荒川の洪水と、伊勢湾台風級以上の台風襲来による東京湾の高潮が同時期に発生した場合、堤防が決壊して荒川の両岸地域が浸水被害に遭うと想定しています。
私は、昭和24年のキティ台風で旧中川が決壊したとき小学生で、ランドセルを背負って屋根裏に逃げたことを覚えています。いわゆる上へ移動する垂直避難で助かったのです。
しかし、荒川が氾濫すると、最悪の場合、浸水が2週間以上続く恐れがあるため、集合住宅の高層階に避難しても過酷な環境で長期滞在を強いられることになります。ですから、浸水区域の全ての住民が、災害発生前の安全な段階に浸水の恐れがない場所まで避難する「広域避難」が必要になってきます。
江東5区では100万人規模の広域的な避難が必要となるため、今後は避難誘導や避難先の確保等について、国や東京都、警察や消防、近隣県の自治体との連携体制を構築して、区民の生命・財産を最優先に被害者ゼロを目指します。

ハザードマップイメージ図

ハザードマップイメージ図

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