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更新日:2017年1月19日
今月7日に、東京都中央卸売市場「豊洲市場」が新しく開場する予定でしたが、急きょ延期となりました。本区は、築地市場の豊洲市場への移転について、土壌汚染対策を最重要課題に位置づけ、長年に渡る東京都との協議の中で、土壌汚染の無害化について徹底した対策と説明を求めてきました。
これに対して東京都からは、「十分な対策が施され、安全性に関しては万全を期している」との報告を受けてきました。しかし実態は、主要施設の下に盛り土が行われずに、地下空間が設けられていたのです。本区に対して再三に渡り、虚偽の説明がされていたということは、極めて遺憾であり、許されるべきではありません。東京都はその影響・責任の重大さを痛感し、猛省すべきです。
また、本区への移転延期の正式な報告は、8月31日の一方的な表明から、約一か月半も経過した10月14日開催の特別委員会でした。東京都からは、今回の事態を招いた背景には、職種間や人事異動等による組織の連携不足があるという説明がありましたが、本区が到底納得できるものではなく、都政の信頼を失墜させる内容と言わざるを得ません。
私は、豊洲市場が首都圏の基幹市場として、消費者の皆さんに安全な生鮮食料品等を安定して供給することを最重要視してきました。
本区が受入の前提条件としてきた、土壌汚染対策をはじめ、交通対策、新市場と一体となったにぎわい施設の整備等の確実な履行について、今後も区議会との共通の認識を持って、東京都へ強く求めてまいります。
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