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更新日:2023年10月23日
文化財保護活動をより有意義なものとするためには、行政と地域住民とが一体になってその活動に取り組んでいくことが必要です。そこで、区内各地域における歴史の理解、伝統的文化活動を知っていただき、文化財愛護活動の地域リーダーを養成する目的で、昭和60年度から開催してきたのが、文化財保護推進員講習会です。
この講習会では、私たちが住む街の歴史や文化財をはじめ、博物館・資料館の利用、文化財調査の方法や技術、文化財愛護活動の現状と課題、文化財保護行政のしくみなどについて学びます。年間18回におよぶ講習会ですが、8割以上の出席者に対して修了証が渡されます。講習会を修了した方々には、それぞれの地域での活動、活躍が期待されています。
令和5年度の申し込みはすでに終了しています。次年度の講習会につきましては、区報で募集を告知しますのでお待ちください。
※令和5年度の募集は、3月11日号に掲載しました。
中級研修会は、文化財保護推進員講習会の修了者の中から、希望する人が進む講習会です。内容は、ゼミ方式によるグループ研究で、図書館を活用した文献調査、地域史研究の方法とその技術を学習し、そして最後に報告書を作成します。研究テーマは、江東区の歴史、文化、民俗に関するものを取り上げ、受講生の話し合いで決定するのが原則です。
この研修会では、受講者が自ら調べ考えるという自主的な活動を重視し、それが、中級研修会修了後も、各自で地域学習・研究を継続していくための基礎となっています。年間活動は13回程度ですが、グループによっては何度も打合せを行って報告書を仕上げます。報告書は、区内の各図書館で閲覧することができます。
最近の報告書
年度 | 期 | 報告書名 |
---|---|---|
令和4 | 36 | 「水彩都市・江東」の醸成~開発・産業・文化の歴史からその源流を探る~ |
令和3 | 35 | 江東区域の開発と発展 |
令和2 | - | コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、令和2年度の文化財保護推進員中級研修会を中止としました。そのため報告書は作成していません。 |
令和元 |
34 | 江東区の寺社と教育文化 |
江東区の産業と開発 | ||
平成30 | 33 | 産業の発展と寺社文化 |
江東区の土地開発と町の発展・文化と暮らし | ||
平成29 | 32 | 江東地域の移り変わりと近代化 |
江東の暮らしと文化~本所・深川を中心として~ |
毎年、文化財の保護・保存・公開を目的とした地域の歴史や文化についての講演会を行っています。
令和5年度の文化財講演会は、鈴木淳氏(東京大学教授)を講師に迎えます。
講演会は以下の内容となります。
大正12年(1923年)の関東大震災では、区の西部(深川区)がほぼ全焼し、火災を免れた東部(城東区)には多くの被災者が避難しました。当時の地域住民が置かれた状況と災害に立ち向かった様子・地域の歴史を紹介します。
絵葉書「東京大震災ノ惨状 永代橋附近ノ惨状」(江東区教育委員会蔵)
「関東大震災と住民たち」
鈴木淳(じゅん)氏
東京大学教授
令和5年11月22日(水曜日)
午後6時30分~午後8時00分
無料
江東区教育センター1階大研修室
江東区東陽2-3-6
会場の詳細は、下記の案内図を参照してください。
【交通】
東京メトロ東西線「東陽町」駅下車徒歩3分
都営バス:都07・東22・門21・亀21・木11系統「東陽町駅」下車徒歩3分
50人(応募者多数の場合は抽選)
往復はがき(1人1枚)の往信用裏面に1.文化財講演会、2.申込者氏名・ふりがな、3.申込者住所、4.電話番号を記入。
返信用表面にご自分の・郵便番号、・住所、・氏名を記入。
「江東区役所文化観光課文化財係」(「お問い合わせ」参照)へ送付してください。
消せるボールペンでは記入しないでください。
抽選結果は返信用はがきでお知らせします。
締切
令和5年11月10日(金曜日)必着
・講演会リーフレット(PDF:2,293KB)(別ウィンドウで開きます)
江東区・江東区教育委員会
文化財係主催の各種講習会の修了生を中心として、さまざまな自主グループが誕生しています。現在、「江東区郷土史同好会」「江東区文化財保存愛護会」「江東古文書に親しむ会」「古文書解読自主グループ」「江東区の歴史と文化を継承する会」「江東の江戸をたずねる会」「こうとう文化財一八会」が社会教育関係団体に登録されて、自主研究や博物館見学会などの活動を行っています。このうち、「江東区文化財保存愛護会」は、文化財・史跡説明版の清掃活動、区民に対する史跡めぐりの主催など、独自の活動を幅広く展開しています。
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