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更新日:2017年1月19日
江東区をはじめとするこの下町一帯は、東京大空襲によって、多くの命を失い壊滅的な被害を受けました。
ちょうど来年(平成27年)の3月10日が、東京大空襲から70周年になるということで、「東京大空襲被災70周年平和のつどい」を開催いたします。
これまでも、江東区は平和を願って、昭和57年3月、庁舎正面にブロンズの母子像「希い(ねがい)」を建立しました。
昭和61年12月には「江東区平和都市宣言」を行っています。
また、平成24年7月には、世界の都市と連携して、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指す平和首長会議に加盟しており、一貫して平和都市の趣旨の普及に取り組んできたところでございます。
今回の式典内容は、参加者による黙祷、代表による献花、平和に関する講演及びコンサート等であり、区民の方を公募しまして、1,100名の方に参加を願い、ティアラこうとうで開催します。
講演については、日本ユニセフ協会大使で、歌手・エッセイスト・教育学博士でもある、アグネス・チャン氏に「国際平和」をテーマに基調講演をしていただきます。
また、コンサートについては、日本の童謡を次世代に伝え、普及に努めている歌手の由紀さおりさん、安田祥子さんの御姉妹に犠牲者追悼の歌唱をお願いしております。
毎年、3月10日になると、区内のあちこちでお線香の匂いが漂い、皆で犠牲者の追悼をしております。
区としても、二度と戦争が起こらないように、また、亡くなった方々の霊を慰めたいということで、こうした催しを行うこととなりました。
記者会見を行う山﨑区長
江東区は、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック大会に向けたスポーツ振興のロードマップとして、(仮称)江東区スポーツ推進計画の策定作業を進めています。
区内には、オリンピック・パラリンピックの競技場がたくさん配置され、オリンピックの中心地となるわけでして、そうした意味でこの計画は、オリンピック・パラリンピックのムーブメントの推進に重点を置いたものとなっております。
策定委員には、国際的なスポーツ経験者である、パラリンピック・クロスカントリースキー&バイアスロン日本チーム監督で元江東区職員の荒井秀樹さんや、スポーツジャーナリストでロサンゼルスオリンピック女子マラソン代表の増田明美さんが就任してくださっています。
お二人からは、アスリートとして、実際の大会に参加した視点からの貴重なご意見をいただくことが出来ております。
計画に盛り込む今後の施策展開としては、例えば、本区最大のスポーツ行事である江東シーサイドマラソンで、スポーツボランティアの区民公募を実施したり、多くの大会会場が配置される湾岸エリアにおいて、国際的なスポーツ大会の開催に協力したり誘致したりするなど、色々知恵を絞って、江東区ならではのスポーツ推進計画を作っていきたいと思っております。
シーサイドマラソンのみならず、こどもを対象に、こうとうこどもスポーツデーというイベントを行っておりまして、毎年1,000人以上のこどもたちが集まって、スポーツの良さを体感してもらっています。
また、こうとうこどもカヌー大会というものも始めました。江東区は川が多いわけですから、その川を活用するという意味でも、若い次世代、小学生からカヌーに馴染んでもらいたいと、カヌーに力を入れております。
今後、パブリックコメントを実施し、区民の皆さんのご意見も伺って、まとめ上げていきたいと思っております。
江東シーサイドマラソン大会の給水ボランテイア
これまで2年間、臨海部におけるコミュニティサイクルの実証実験行って参りました。
累計利用回数は約34万回となりました。
今回、期間を3年ほど延長して、平成30年3月末まで実証実験を行っていきたいと考えています。
今後は利便性向上のために、次の取り組みを進めていきます。
まず、今までは普通の自転車でしたが、電動アシスト自転車を導入します。
第二に、貸出・返却の管理を自転車側で行うシステムに変更します。
そうすると、ステーションの設置が容易になり、また経費の負担も少なくなるということです。
第三に、現在実施しているエリアの拡大を進めていきたいと思っています。
現在は、豊洲、有明が中心ですが、今後、これを門前仲町や森下の方にも延ばしてていきたいという風に考えております。それから、千代田区、港区が今年からコミュニティサイクルを開始しましたので、連携して、どこの区に行っても乗換ができるようにしなければならないだろうと思います。
中央区も、コミュニティサイクル導入を検討中でありますから、江東、中央、千代田、港となれば、かなりの広範囲に渡って、自転車のシェアリングが進むことになります。
自転車活用の国家戦略特区を作ってはどうかと、今、千代田区や港区と一緒に検討を進めております。
様々な規制がありますので、その規制をなくすまではいかなくても緩和するなど、色々な知恵を絞っていかないと、この自転車シェアリングというものは広まりません。
そのように、先日都知事にも申し上げましたら、そりゃいいねと、こうおっしゃっていました。
これから、より一層コミュニティサイクルの普及に努めていきたいと思っております。
電動アシスト自転車イメージ(写真は仙台市の様子)
【記者】実験期間を延長する、自転車を新しいものにする、ステーションを増やす、ということに伴って、区の費用負担はあるのでしょうか。
【区長】区は費用負担ゼロで行っております。NTTドコモが、自転車を買う、システムを作る等を行ってくださり、区としては場所を確保する、宣伝をするなどバックアップをしております。
【記者】自転車側で貸出・返却の管理をするシステムに変更するのは、港区や千代田区と同じ自転車にすることで、より汎用性を広げるという狙いも込められているのでしょうか?
【区長】おっしゃるとおりです。同じでなければ意味がないですからね。
【記者】自転車専用レーン整備の今後の見通しを教えてください。
【区長】これは非常に難しくて、交通事故の防止に関わるわけで、作る場合の安全性を考えなければなりません。
国、都、区、地域が一緒になって、交通体系全体を考えていかないと、自転車専用レーンを既に出来上がった都市の中で新たに設置するというのは非常に難しいと思います。
例えば、湾岸地域に357号線という国道があります。この国道に自転車レーンを作れるかというと、危なくて作れないと思うのです。
では、歩道側に作ったらどうかということになりますが、歩道側である程度はできるんです。ところが、橋の部分は費用をかけないと拡げることは難しい。
そうやって考えると、これは大変な経費と、時間のかかるものだなという風に思っております。
豊洲は、急激に人口が増加しており、豊洲駅は以前と比べ相当数の人が乗り降りするようになりました。
今回、豊洲駅前交通広場を整備するにあたり、地下に2,000台分の自転車の駐車場を作ることになりました。
地下自転車駐車場へは、オートスロープ付の階段と自転車用エレベーターで円滑にアクセスできます。
出入り口にはゲートシステムを導入し、交通系電子マネーが利用できるようにしています。
自転車ラックは、最新型の垂直昇降式を導入し、上段の自転車も軽く降ろすことができるため、高齢者やこどもでも楽に駐車できるようになっています。
駐輪場は、豊洲駅の改札口から繋がっておりますので、かなり利便性が高くなるであろうという風に思っております。
豊洲駅地下自転車駐車場 完成予想図
【記者】「聞かせて!あなたのオリンピック・パラリンピック」が、全地区で終了しましたが、総評をお聞かせください。
【区長】最終回の有明スポーツセンターでは、NHKが実況中継をしてくださいました。多くの方がそれを見て、大変喜んでくださいました。
区民の方から直接ご意見を賜ることができまして、へぇ!と思うようなことを皆さんおっしゃいますよ。
区民まつりのときにブースを作り、そこでご意見を聞いた方々も入れると、1,000人をはるかに超えました。
これだけ多くの人がわざわざ足を運んで意見を言ってくださるということは、やはりオリンピック・パラリンピックについて、多くの方が関心を持っている、そして皆で頑張って成功させたいな、そういう意欲が感じられまして、私はやって良かったな、という風に思っています。
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