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更新日:2017年1月19日
待機児童解消に向けて、昨年は約1200人の保育所整備をいたしました。しかし、これでもまだ、待機児童解消には至りません。
そこで、今度は江東湾岸サテライト保育の第二弾として、「第2江東湾岸サテライト保育所」を整備いたします。
分園は、保護者の利便性に配慮し、東雲一丁目の大型商業施設内に設置します。
送迎先の本園は、有明一丁目に整備します。本園は、都有地を江東区が買い上げて、保育所を運営する法人に貸し付け、法人が園舎を建設いたします。約500平方メートルの園庭も整備します。また、新しいまちである有明に、木をふんだんに使った、特に環境に配慮した園を作っていきます。
分園は乳児約50名、そして本園は幼児約250名、合計約300名の定員で作ります。
本園と分園をバスで送り迎えするという、第一弾の江東湾岸サテライト保育所と同じ形態で行いたいと思っております。
保護者が安心してこどもを預けられる、そしてまた、新しい保育を見据え、教育や体操指導等をカリキュラムとして取り入れる、そうした保育園を新たに第二弾として作っていきたいと思っております。
こどもの健全育成を図るため、江東区いじめ防止基本方針を策定いたしました。
いじめは大きな人権侵害でもありますし、こどもにとって、いじめというのは絶対にあってはならないことであります。
そこで、江東区では、こどもたちの心の育成に重点を置いた、健全育成総合対策を実施していきます。
この対策の中で、こどもたちの心に寄り添い、こどもたちに関わる全ての大人が連携し、江東区いじめ防止基本方針のもとに、心の育成を図る取り組みを確実に進め、いじめのない学校、いじめのない社会の実現に取り組んで参ります。
今後、江東区いじめ問題対策連絡協議会を立ち上げまして、学校や関係機関との連携を強化し、そして各小中学校に、学校いじめ問題対策委員会を設置し、学校におけるいじめの未然防止、早期発見、早期対応を図っていきます。
また、重大事態の発生がありましたら、すぐに学校いじめ問題調査委員会を設置して、学校と教育委員会が一体となって、事実調査あるいはこどもたちへのケア、再発防止の取り組み等を実施していきたいと考えております。
東京のこどもは、体力が全国平均を下回っています。これを何とかしようということで、学力だけでなく、こどもの体力もアップさせるということに、力を注いできました。
今年の「こどもスポーツデー」は、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定を受けて、江東区内での開催競技である自転車・体操・レスリングの種目を新たに取り入れます。
また、パラリンピックを見据えて、障害者スポーツの体験コーナーを充実させ、車いすバスケットボールやブラインドサッカーなどを、こどもたちに体験してもらいます。
昨年は、五千人以上のこどもたちが競技場の周りで、様々なスポーツを体験しました。
これまでも、プロ野球選手や、サッカー選手など、様々なアスリートにコーチとして来ていただきましたが、今年は、レスリングではシドニーオリンピックの銀メダリストである永田克彦さん、障害者スポーツではアトランタ・シドニー・アテネの三大会に出場し、自転車競技などで金・銀・銅全ての種類のメダルを獲得した葭原(よしはら)滋男さんなど、多くのトップアスリートの方々に来ていただきます。
やはりこどもたちは、本物のアスリートに直に触れる、直に話を聞く、こういった体験が大きな刺激になります。映像で見るのとは全く違うんですね。そうした意味で、やはり本物を見せてあげたいなという風に思っておりまして、ぜひ参加して欲しいなと思います。
そして、「江東区オール小学校 長縄飛び大会」も併せて実施します。各区立小学校で体力増強のために、長縄を3分間で何回飛べるかという取り組みを行っていますが、その成果を競うために、各学校代表のチームが戦います。スポーツというより、遊びから体力増強を図るという点では、非常に面白いやり方だという風に思っています。
2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、こうしたことで、こどもたちの気運を盛り上げていければなという風に思っております。
パラリンピックにおいても、半分以上の競技が江東区内で実施されます。そこで、何とかパラリンピックについても気運を盛り上げたいという風に思っています。
江東区は、水彩都市・江東と言われるように、川、運河がたくさんあります。この豊富な水を活用するために、私は区長になってから、区立小中学校セーリング部、そして、区立中学校カヌー部を作りました。
カヌー部はおかげさまで、国体選手を4人ほど輩出いたしております。そのカヌー部に所属していた、瀬立モニカさんというお嬢さんが、高校進学後、不慮の事故で車いす生活になりました。
16歳の女の子が、ある日突然車いす生活になり、大変な辛い思い、悲しい思いをしたでしょう。カヌーの経験があるので、新たに夢を持って、パラリンピックを目指そうじゃないか、という話になりまして、皆で応援しよう、ということになりました。
また、一緒に、江東区役所土木部職員の諏訪正晃さん、彼は明るくて非常にやる気のある男でしてね、彼にもカヌーやらないかと話をしたら、やります!と返事がありました。
私は何としてもこの2人に、東京パラリンピックで金メダルを取らせたいという夢を持ちました。
二人は、9月15日に開催された、日本パラカヌー選手権大会、200mのスプリント競技に出場してくれました。ここで、二人ともとても良い成績で入賞いたしまして、私は、近いうちに日本の代表に絶対になるな、という風に思いました。上手くすれば、リオのパラリンピックに出るかもしれません。
こうした二人の選手が生まれて、パラリンピックを目指していますので、ぜひ皆さん、色々な意味で練習のお手伝いをしてくださったり、応援をしていただければ有り難いと思います。
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