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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成25年9月18日分

1.2020年オリンピック・パラリンピック東京開催について

オリンピックが東京に決定したことについて、大変嬉しく思います。私は、都議会議員だった頃からオリンピック招致議員連盟の会長として石原元都知事と一緒に努力してきた立場でして、今回、開催決定の瞬間を見ることができたのは、私個人としても、大変胸がいっぱいで、あの瞬間は生涯忘れられない出来事になりました。
特に江東区では、28競技中15競技が行われ、37施設のうち17施設が設置されます。そうしたことを考えると、このオリンピックが今後江東区の新しい発展のスタートになるという風に思っていまして、これから区を挙げてオリンピックの準備、そしてその対応に全力で行っていきたいという風に考えております。これから江東区として、今回のオリンピックの計画について様々な協力をすること、区としての意見を述べること、そうした対応をしっかりやっていかなければいけないという風に考えています。外国からもたくさんの人が訪れるであろうし、全国からもお客さんが見えるであろうし、そうした方々に、江東区は下町ですから、「義理と人情とおせっかい」として、おせっかいをいっぱい焼いてあげようという思いを持っています。オリンピック開催を心から歓迎すると同時に、我々江東区としても全力を挙げていきたいと思います。
地下鉄8号線についても、何とかオリンピックに間に合わせることができないかと思い、開催が決まった翌々日から都庁や国の方に色々なお願いをしているところでございます。また、中央防波堤埋立地の帰属がいまだに決まっていません。あの地で競技も行われるわけですから、オリンピックまでには帰属をはっきりさせるべきではないかという風に思っています。大田区さんとは事務レベルで色々話し合いをしておりますが、なかなか進展が望めない部分もあります。しかしオリンピックをやるのに、その土地がどこの土地か決まっていない状況で外国のお客さんをお迎えするというのも、おかしいのではないかと思いますので、大田区さんとオリンピックまでには決着をつけたいなという風に考えております。
9月8日の朝に開催が決まって、すぐにオリンピック・パラリンピック開催準備本部というものを作りました。副区長を本部長にしまして、担当部長、担当課長と、区を挙げての組織を作ったところでありまして、これから色々と検討し、東京都との話し合いを進めていきたいと考えております。

2020年オリンピック・パラリンピック東京開催決定を祝う区長、区議会議長

2020年オリンピック・パラリンピック東京開催決定を祝う区長、区議会議長

2.(仮称)江東湾岸サテライト保育事業の実施について

平成25年4月1日時点で、本区の待機児童は416人となり、前の年と比べて163人の増加になりました。これまで保育園を色々な手立てをして作ったわけですけれども、それでもこれだけ増えてしまったというのは、私にとっても大きなショックであります。先週厚労省が発表した、待機児童に関する全国のランク付けがありまして、その中で待機児童が増えたという項目では、江東区は全国の自治体の中でワースト9位ということになってしまい、区長として本当に申し訳ないという思いでいっぱいです。
平成26年4月までに、認可保育園を中心に、乳児0~1歳を600人、それから幼児2~5歳を600人、計1,200人の保育施設を整備します。また、おうち保育などの小さな保育園整備についても、計画的に進めていきたいと思います。この1,200人というのは、先ほど申し上げた厚生労働省の発表によると、政令指定都市を含めた全国の自治体の中でも、トップ5に入る整備量になります。
保育園整備の対策として、都市部、特に大都市における待機児童の問題解決に新たな一石を投じることになる、全国で初めての「(仮称)江東湾岸サテライト保育」というものを行いたいと思っております。豊洲駅周辺に、保護者がお子さんを連れてくる分園を設けまして、そこでは乳幼児50名をお預かりします。そして、2~5歳の少し大きくなったお子さんについては、有明フロンティアビル3階に200名を受け入れ、良好な保育環境のもとで保育ができるような本園を作り、バスで送迎します。保育が終わったら豊洲の分園にバスで帰ってきて、お父さん、お母さんのお迎えを待つということになります。

「(仮称)江東湾岸サテライト保育事業」イメージ

「(仮称)江東湾岸サテライト保育事業」イメージ

3.自転車放置禁止路面シートの設置について

かつて、平成12年に12,800台という放置自転車が江東区にあるということは大変なニュースになったのですが、それから懸命な努力をしまして、現在では1,800台程度の放置自転車があります。特に亀戸駅周辺は、放置禁止区域に指定している区内19の駅のうち、突出して放置自転車が多くなっています。
この地域の放置自転車を何とか減らそうということで、路面に、自転車放置禁止の啓発をするためのシートを貼ります。特に亀戸サンストリート周辺が非常に多いということで、すぐ傍にある第二亀戸小学校の4~6年生のこどもたちの協力を得て、放置禁止のポスターを描いてもらいました。そのポスターを路面に貼ります。これは大阪市でやって非常に効果が上がったので、それを真似して江東区もやろうということになり実施しました。必ず効果が上がってくると思います。放置しないように心掛けてもらうのが一番良いのですが、こうしたシートを貼って、路上駐輪を減らそうということでございます。

「自転車放置禁止路面シート」イメージ

「自転車放置禁止路面シート」イメージ

4.芝浦工業大学中学・高等学校の豊洲移転計画について

私は臨海部に私立学校を集めて、文京エリアを作りたいという思いが強く、最初に芝浦工業大学に進出していただきました。それ以降、かえつ有明中・高等学校、武蔵野大学、有明医療大学、有明教育芸術短期大学もできました。
芝浦工業大学の理事長さんから、付属中学・高校を豊洲に移転したいという話が前々からあり、私も一生懸命応援をしてきました。おかげさまで今回、付属中学・高等学校が豊洲に来てくださることが決まりました。私も大変嬉しく思っており、区としても学校ができるということは大変ありがたいことでございますので、これから行政手続きについて、バックアップしていきたいと思っています。

芝浦工業大学中学・高等学校の移転予定地

芝浦工業大学中学・高等学校の移転予定地

5.区民税等の収納方法の拡充について

区民の皆さんの利便性や、収納率向上のために、新たな収納方法、つまり携帯電話やスマートフォンで支払が可能なモバイルレジ収納を10月より開始することといたしました。納付書に印刷されたバーコードをカメラで読み取り、モバイルバンキングを活用して支払ができるサービスであります。ですから、手元に納付書があれば、いつでもどこでも24時間、支払ができることになります。
また、同じく10月より簡単で便利な収納方法である、口座振替の申込みを電子的に受け付けるペイジー口座振替受付サービスというものを導入いたします。これによって、いちいち印鑑等によるお手続きをしなくても、スピーディーに口座振替の手続きができることになります。

「モバイルレジ」イメージ

「モバイルレジ」イメージ

6.江東区内で起きた痛ましい事件について

先達て、本区の幼稚園に通っていた5歳の園児が、父親の暴力により命を落としてしまいました。無念やるかたない思いでいっぱいです。なぜ、このようなことが起きてしまうのか、区としても、教育委員会を始め、様々な部署ごとに、対応を行ってきました。こうしたことは絶対起こしてはいけないという強い決意で、これからも対応していきたいと思っています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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