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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成25年6月4日分

1.天皇皇后両陛下の行幸啓について

5月23日に、越中島小学校を、天皇、皇后両陛下にご訪問頂きました。
こどもの日と敬老の日にちなんで毎年両陛下のご訪問先を探すわけですけれども、公立小学校は初めてだったそうでして、大変光栄なことでございます。ご高齢ということで、来年度のご訪問を最後に、若い皇族にお任せをするということも伺っております。
江東区が選ばれたのは、平成23年から、その前からも一生懸命やっていたのですが、小学生に俳句を一生懸命教えているということで、これについては、ご懇談のときに陛下から、なぜ江東区は俳句を一生懸命やっているのですかというご質問がございました。これについては、江東区は松尾芭蕉が住んでいたし、昭和の俳聖ともいわれる石田波郷が住んでいたこともあり、俳句に力を入れていますという風にお答えしました。陛下が大変関心を持たれて、3年生と6年生の教室で、俳句を作っている授業をご視察いただきました。6年生の授業は句会を行いまして、句会とはそれぞれが作った俳句をどこが良かったなどと批評しあう会ですけれども、その様子をご覧いただきました。
その後、ビオトープで2年生が自然観察しているところをご視察いただきました。ちょっとした池があるのですが、そこで元気な2年生の男の子が、ヒキガエルを10匹くらい捕まえました。都心と言われる、東京駅から10分くらいのところにヒキガエルがいるということで、大変な自然が江東区にはあるんだなと感じました。陛下のそのときのお話にありましたが、皇居にヒキガエルはいないそうです。ウシガエルはいっぱいいるそうなんですけれども、最近はもう随分見ていないと、ヒキガエルをご覧になって大変驚いていらっしゃいました。女の子が、野草のアツメクサの花束をプレゼントしてくれて、皇后陛下も大変お喜びでした。

越中島小学校ビオトープにて

越中島小学校ビオトープにて

質疑応答

【記者】俳句教育の中で、句会を取り入れるということは珍しいと思うのですが、それについての両陛下のご感心・ご感想をもし頂戴していれば教えてください。
【区長】授業の教室の中で、こどもたちの机のそばに行って、こどもにお話しかけをされて、親しげにこどもに直にお話をされているというのが強く印象に残りました。句会の方はこどもたちが詠んだ句、30~40句が全部黒板に書いてありまして、手を挙げて、私はあの句のこういう表現がよかったというようなことを発表するんです。誰が書いた句かは分からないけれども、それを評価する。それが句会なんですね。それぞれ自分が書いた句を自分の机の上に置いてあるので、そこに行ってそれを覗きこまれて、10人くらいの机の間を歩かれて、こどもと話をされていました。

2.認可保育所等の開設について

6月1日、東雲キャナルコート内のマンションの下に、私立認可保育所がオープンいたしました。定員80名です。これは、東雲の開発によって大きなマンションができたのですが、それに伴いオープンしたものです。区は開発業者に、公共施設を作るための負担金を出してもらっていますが、そうしたものを活用して、大きなマンションには認可保育所を作るように指導する形で、保育所を作ることに全力を挙げているわけです。
しかし残念なことに、平成25年4月1日時点で、保育待機児は416名となり、昨年と比べて163名増えてしまいました。大変なショックであります。
乳幼児人口が増えていることと、女性が働く機会が増加したことが要因として考えられ、女性の働く機会については江東区に限らずどこもそうなんですが、ただ江東区は人口がどんどん増えているというところで、乳幼児人口も当然増えているんです。去年の0歳から5歳までの乳幼児の数は、26,226人でした。それが、今年は26,425人、つまり199人増えています。認可保育所の申込み数は、3,491人で、175人増えているということです。その一方で、認可保育所の募集人員は1,773名で、前年は1,860名でして、昨年より87名の減となりました。また、認証保育所では、施設の休止や定員減が生じた施設があります。それと、当初予定していた保育所の開設が予定通りに進まなかった、開設ができなかったということもあり、こうした要因が待機児の増加に繋がったと考えております。
今年度は、認可保育所3園と認証保育所10園、560名余の定員増を計画しております。保育課だけではなく、住宅課にしても、土木部にしても、全庁を挙げて土地探し、開設できる場所探し、建物探しに取り組むよう、先日の庁議で私の方から強く指示しました。今後とも、この問題については、区として頑張っていきたいという風に思っております。

新しくオープンした私立認可保育所

新しくオープンした私立認可保育所

質疑応答

【記者】横浜市などが行っているような、保育園の経営に携わる株式会社の誘致について、区長はどのようにお考えですか。
【区長】株式会社であろうが何であろうが、保育園を作ってくれるのであれば私は大歓迎します。ただ、横浜市と江東区を比べると、あれほどたくさん作る場所が江東区にはないんです。土地も高いし、遊休地というものも少ないし、横浜と東京都内の違いというものがあるんですね。横浜は駅の周りですとか中心街はかなり密集していて、保育園を作るような土地はないと思いますがいますが、ちょっと離れるとかなり土地があるんですね。そういったところにあれだけの保育園ができたんだと思うんです。東京都内は場所の確保が非常に苦しいんですね。そこに、待機児童が発生する。だからといって逃げるわけではなくて、マンションの下とか、いろんなところを今必死に探して、場所さえあれば財政負担があったとしても、待機児童を減らすためにやっていかなければならないという風に思っています。

3.スポーツ祭東京2013に向けた歓迎・PR装飾について

スポーツ祭東京2013の歓迎・PR装飾についてですが、まず、区庁舎正面の階段に階段装飾を行います。階段を下から見ると絵などが書いてあって、それにより少しでもPRするという風にいたしました。それと江東区は、国体ではセーリング、ライフル射撃、水泳、それと障害者スポーツ大会では水泳を受け持つことになっています。そこで、競技会場の最寄駅となる新木場駅、辰巳駅には、歓迎・PRシートを貼り出します。
このほか、大会に参加される選手等を歓迎する意味で、区内の全小学校に、この小学校はどこの県というようなことを決めて、各都道府県の応援のぼり旗を作ってもらったり、そこの県の名産品や名所、そういうものも色々のぼりに書いてもらったりして、それを会場の入り口に立てたいなと。そうすることによりこどもたちも国体について応援するし、自分の受け持った県が優勝するとかそういったことで、こどもたちにも思い出ができるだろうと。そのように、全国からお見えになる選手たちを歓迎したいという風に思っています。

階段装飾イメージ(ぎふ清流国体の様子)

階段装飾イメージ(ぎふ清流国体の様子)

4.広告付き周辺案内地図等の設置提案の募集について

2階の区役所の窓口ですが、これまで雑然としていてひどい様子でした。それをこの度リニューアルして、すっきりさせました。あんなに広くすっきりさせられるものだなと、知恵を出し合えば本当に良くなるんだなと思いました。
そのフロアに、広告付きの案内板を作ります。区内の案内版と東陽町界隈の案内板、そして庁舎の案内版を作りまして、そこに民間企業の広告を付け、それによって区の収入を上げようと取り組んでおります。新たな歳入の確保についての検討を進めておりましたので、その一環として行っていきたいという風に思っております。

記者会見の様子

記者会見の様子

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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