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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成25年5月17日分

1.都議会議員選挙の名簿対照へのバーコード読み取り等の導入について

昨年行われた衆議院議員選挙、そして都知事選挙は、投票所の大変な混雑がありまして、これは何とかしなければならないと思いました。
今まで、投票用紙を投票所に持って行きますと、住所ごとに分かれた受付に行って、名簿でいちいちチェックを受けていたんですね。これを今度はバーコードを使用することにより、住所ごとの受付ではなく、どの受付に行っても大丈夫なようにいたします。
それから東雲小学校は、有権者数が1万2千人を超えまして、非常に大きな投票所となりました。この混雑を緩和するために、有明スポーツセンターにもう一つ投票所を増やすということをいたします。
それから投票率の向上のために、啓発ポスターにQRコードを付けまして、若い人たちがそれを活用して選挙公報が見られるようにいたします。都選挙管理委員会のホームページを通じて、そこで全体の候補者と公約、つまり選挙公報が分かるようにしたいと思います。
それと同時に、武蔵野大学の学生さんが区に研修とか体験に来ているのですが、その学生さんに表に出てもらい、選挙中、啓発活動をしてもらう。投票率向上のために活動してもらうことにいたします。
それから開票作業ですが、これはミスがあると大変なことになりますので、どこの選挙区でも慎重にやっているんです。本区も投票用紙を機械で読み取るのですが、今までの機械ですと投票用紙を上下・裏表を揃えなければならない。そこで今回、新しい形のOCRというものを2台入れます。これは、投票用紙を裏表とか上下とか整理しないで、なんでもいいから機械に入れると読み取ることができる。そういう機械を2台入れます。これによって、7月の参院選は前回より45分ほど開票時間を短縮できるんじゃないかと期待をいたしております。

啓発ポスター(イメージ)

啓発ポスター(イメージ)

2.生活保護受給者への就労支援の実施について

生活保護を受けている方は江東区にも7000世帯以上ありまして、年々増加傾向にあります。今もケースワーカーや就労支援員たちが一生懸命働き場を探したり、色々やっているのですが、今回業者にお願いして、生活保護を受けている人に就労のお手伝いをしてもらおうということにいたしました。
マナーなどの不足により、働く意欲はあってもなかなか働けない、就職活動ができない、そうした人もいるものですから、できるだけそういう方々が就職できるようお手伝いしようと思っています。
東陽3丁目に設置いたしました「江東区就労支援センター」というものがありまして、ここでもう既に事業者が支援体制を整えております。これによって、一年間で180人ほど支援をして、就職に結びつける。事業者の方は50%就職に結び付けたいと言っているんですがそうなればこんなにいいことはないので、どこまで就労に就いていただけるか、できる限り就職していただけるよう区としても取り組んでいきたいと思っています。

「江東区就労支援センター」の様子

「江東区就労支援センター」の様子

3.都営住宅への緊急避難に関する覚書の締結について

これまで江東区は水害や津波の避難場所として、企業、マンションあるいは団地、そうしたところと協定を結びまして、万が一の水害の時は逃げ込めるということで色々努力しまして、約7万人が避難することができるというところまで漕ぎつけました。江東区の人口は約48万人ですが、その中で集合住宅にお住まいの方が約8割といわれています。そうしますと、残り10万人くらいの人々の逃げ場を確保しようということで努力してきた。
そこで、都営住宅がたくさんあるので、都営住宅の階段や廊下に緊急一時避難場所として逃げられるようにいたしました。水が出たぞ、津波だ、というときに一番近くに逃げるとなると、高台がないので、高いビルやマンションに逃げることになりますので、都営住宅に目をつけて、東京都と時間をかけて折衝して参りまして、協定を結ぶことができました。約300棟の都営住宅に逃げることができますので、江東区民の避難できる人数としては、21万人くらいの方々が逃げ込める場所を確保したことになります。
都営住宅に住んでいる人がいますから、当然のこと緊急一時避難場所です。水が引けばすぐ帰ることになるわけです。多くの方にご理解いただきまして、この協定が結ばれ、江東区民のほとんどの方が津波とか大水害が起きたときは避難する場所ができたということになります。

記者会見の様子

記者会見の様子

4.CIGビジョンの実現に向けた取組について

私は「街に緑」ではなく「緑の中の都市『CITY IN THE GREEN』」を目指してまいりました。CIGビジョンというものを作りまして、緑をいかに増やすかという努力を続けてきたわけですが、このたび、CIGの達成状況を評価する指標・目安の調査結果がまとまりました。
緑被率は19.9%で23区8番目。それからみどり率というものがありまして、これは緑被率と水面が占める割合を合わせたものをみどり率といいますけれど、36.4%で23区ダントツの1位であります。江東区は運河や内部河川が縦横に走っている水辺のまちですから、水辺が多いことが当然評価されるわけで、それにしてもみどり率という見方をすると23区第1位であるということです。
それからもう一つ、緑を評価する指標として、緑視率があります。まちを歩いていて目にどのくらいの緑が見えるか、それについては23年度から3か年かけて調査中です。これは今年度中には調査結果が出ますので、そのときにお知らせしたいと思います。
それから、6月1日から「江東区の杜」オンラインフォトコンテストをやろうということになりました。緑がきれいだな、いいな、なんと緑がきれいな場所だろう、というようなところを写真に撮ってもらってコンテストをやる。まず壁面緑化やベランダの緑の「ベランダの緑」部門、それからマンション・団地あるいは会社にも結構いい杜がある。そういった緑を対象とした「民有地の緑」。それから、「公共の緑」部門ですが、公共の杜、学校、例えば亀高小学校の校庭のわきにビオトープがあるんですね。ここは学校の杜ですよ。ここもいい杜ですね。そういった緑を大切にしようという私の発想でコンテストをやろうということになりました。江東区内のいい緑の写真を撮ってもらいたいと思っています。

CIGイメージ

CIGイメージ

質疑応答

【記者】CIGについて、区長が力を入れていると感じたのですが、もう少し詳しく区長の思いをお聞かせください。
【区長】昭和20年の大空襲で、特に江東区は焼け野が原になってしまってね、一部の地域は木は残ったんですけど、ほとんど樹木らしき樹木はなくなりましたよ。私はこどもの頃はセミの声なんて聞いたことなかった。それが何年ごろでしょう、私がもう40代、50代くらいになって、家にいてセミの声を聞くようになった。そう思うと、いかに江東区は荒廃した、戦争によって焼かれてしまった街であったか。それを歴代の区長たちが一生懸命木を植えて緑を増やしてくれた。それによって今日これだけの緑がある。これをより一層増やして次の世代に、今のこども、これから生まれてくるこどもたちも江東区って緑が多くていいな、心が安らぐいいまちだなと思ってもらえるようなまちを残していきたいな、という思いなんです。

5.東京都建築士事務所協会との防災協定締結について

地震等で建物が壊れたというときに、見て壊れていることが分かれば中に入らないけれども、建物が被害を受けたときに、その建物は大丈夫か、再び生活できるのか、あるいは危ないからそこには入っちゃいけないのかという判定を、東京都建築士事務所協会と締結しまして、大きな地震がきたときに専門家の方に判定をしてもらいます。
「検査済」「危険」「要注意」の3つのシールをその建物に貼ってもらい、そこで二次被害を防ぐ。地震の後には余震等があります。そこに住んでいる人だけでなく、通行人にとっても大切な判定だと思います。

協定締結式の様子

協定締結式の様子

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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