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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成25年7月11日分

1.高校生向けがん教育・サマーセミナーの開催について

7月25・26日に、江東区内にあります「がん研有明病院」、これはがんに関しては日本のトップクラスの病院でありまして、そのがん研有明病院とティアラこうとうを会場にして、高校生向けのがん教育を実施いたします。
日本人は、非常に多くの人ががんにかかるわけですね。がんで亡くなる人の割合も非常に高いわけですけれども、がんについてあまり知られていないということで、今度江東区と公益財団法人がん研究会が一体となって高校生にがんについて学んでもらおうという、『「がんを知る!」がん研有明病院サマーセミナー』というものを開催します。
高校生が、がん研有明病院に行きまして、お医者さんや看護師さんとふれ合って色々話や講義を聞いて、また患者さんの体験談などを聞いて、がんに対して知識を深めてもらう。そして、それを最終的にはかべ新聞という形で発表してもらうということをやります。ゆくゆくは、この成果を見て、区内の小・中学校にも出前授業をやりたいという風に考えております。
こうした取り組みは、なかなか他ではやっていないことですけれども、家族がかかった場合なども踏まえて、こどもたちにがんに対する意識を高めてもらう。健康維持、正しい毎日の生活・食生活について、こどもの頃からしっかり学んでもらい、健康な一生を送ってもらえればという願いを込めて、こうしたものをやっていきたいと思っています。

『「がんを知る!」がん研有明病院サマーセミナー』の様子

『「がんを知る!」がん研有明病院サマーセミナー』の様子

2.区立幼稚園、小・中学校の冷房化について

江東区は平成22年度には中学校、23年度には小学校の冷房化がすでに完了しております。幼稚園については、遊戯室は平成20年に全て冷房化を済ませました。保育室の冷房化については、大変経費のかかることではありますが、これだけ暑くなると、こどもたちの健康を考えると何とかしなければならないということで、今年の7月中には区立幼稚園の保育室の冷房化を完了させます。改築や大規模改修を予定している園が3つございますので、それは改修時期に合わせて冷房化することになりますが、一応7月いっぱいで保育室の冷房化が完了するということです。
これによって、区内の教育施設の全ての冷房化が完了するということになります。そのほか、ヒートアイランド対策として屋上緑化・壁面緑化あるいは園庭・校庭の芝生化についても順次進めているところでございます。
幼稚園なんかは夏休みになっても親子登園など様々な活動で園に出てくることが多いですから、そうしたときは冷房のある部屋で保育をしてもらうことになります。

記者会見の様子

記者会見の様子

3.スポーツ祭東京2013に向けた取組について

前回も申し上げましたが、区役所正面の階段のところに、スポーツ祭東京2013のPR装飾を行いました。今度はですね、オリンピックの聖火にあたるもので、国体の場合は炬火(きょか)というのですが、それを、各区市町村それぞれが採火します。江東区の場合は、若洲キャンプ場でキャンプをやっているこどもたちが、「まいぎり」といって棒を回転させて火をおこし、そこでおこした火を、総合開会式を行う味の素スタジアムに持って行って、みんなで点灯します。結構大変なことなんですが、キャンプに来たこどもたちが原始時代の火の起こし方を学べるし、それが国体の炬火という形でともすということも、こどもたちにとっていい思い出になると思います。
また、江東区内では、障害者スポーツも含めて水泳と、セーリングとピストルを行い、多くの方にお集まりいただける。その方々をおもてなししようと、リハーサル大会のときには新木場にある会社の人たちが、みんなで道路の掃除をやってくれました。そういった試みをこれからも進めていこうと思うのですが、今回は新木場の駅前にある「NECソフト」と協働で、スマートフォン用のアプリを制作します。これを見ますと、競技のスケジュールや組合せ表などが分かります。そのことによって多くの人に国体に対する関心を高めてもらって、いつどこに行けばどういった競技が見られるか一目で分かる、そういった取り組みを行っていこうと思います。このスマートフォン用のアプリは、ぎふ清流国体で初めて行ったようですが、東京都内ではおそらく現時点では江東区だけではないでしょうか。他の市区町村も今後真似すると思うんですけどね。そのような形でお越しいただく方々に、できるだけおもてなしの心を向けたいという風に思っております。

「スポーツ祭東京2013」スマートフォン用アプリイメージ

「スポーツ祭東京2013」スマートフォン用アプリイメージ

今、平成21年に私が創設した江東区立中学校カヌー部が頑張ってくれていて、江東区でカヌーを始めた子が、国体の選手になるかならないかというところです。それから、平成20年に作った江東区立小中学校セーリング部、これは小学5年生・6年生、中学1年生で活動しているのですが、ここの第一期生の林佳奈さんが、今高校生なのですが、国体の選手に決まったんです。江東区でセーリングを始めて、そして世界ジュニア選手権に出たりして、今高校生になって、東京国体の選手になった。野球や卓球などの他のスポーツで長年やっていた方はいるんでしょうけど、江東区で生み出されたセーリング部の子が国体選手になって出場するというのはものすごく嬉しくて、江東区にとってものすごく明るいニュースですね。林佳奈さんに続く選手がどんどん出てくれればと思います。今後、間違いなくカヌーは出ると思いますよ。

あとは、9月7日のオリンピック開催都市決定についてですが、つい先達て、オリンピック招致委員会の評議会の議長である森喜朗元総理大臣が、私の部屋にふらっとお見えになり、オリンピックの話になりました。ロシアに行ったりアフリカに行ったり東南アジアに行ったり、今あちこち飛び歩いているそうなんですね。外交的・政治的な問題もあるようですが、裏ではオリンピック招致について、各国あちこちの人脈をたどってお願いをしてくれているようです。やはり国を挙げてそういうことに取り組まないと日本は勝てないと思いますよ。そういった努力をしてくださる方がいらっしゃるということで、大変心強く私は思ったのですが。外国のIOC委員をしっかりと説得して東京に投票してもらうという努力を、担当者はしっかりとやってもらいたいという風に思っています。

4.質疑応答:東雲住宅の入居期限について

【記者】東雲住宅にお住まいの、東日本大震災による避難者の方たちと話していて、最近出てくる話題が、東雲住宅の入居期限が来春までというのを前提に、不安であったり、自分たちで家を探していかなければならないのかといったものなのですが。実際には都の判断になってくると思いますが、今まで被災者支援をやってきた地元の区として、区長は何か働きかけをするおつもりなのでしょうか。
【区長】前回も入居期限を延長しまして、その際も意見を申し上げました。今の状態は帰れる状態ではないですし、ほかに福島のどこかに住宅を作ってあげられるかというと、そんなあても全くない。こんな状態で、期限が来たので出て行ってくださいとは、人間として言えるはずがないですよ。もしそのようなことがあれば、避難者の方たちのためにも私は国と徹底的に戦いますよ。おそらく大丈夫だと思いますけれどね。ただ、役所のことですから、なかなか手続きとか色々あるのでしょう。前の復興大臣にも言いたいことは全部言ったつもりですけど、今度も早めに延長を働きかけていきたいと思っています。期限が迫った中で、避難者の方々が毎日不安な思いで過ごすのはやりきれませんので、早い段階でお願いをしていこうという風に思っております。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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