令和4年3月1日号（こうとう区報）テキスト版2面

 令和4年度予算案　江東区の注目事業

令和4年度予算案の中から新たな取り組みを中心に、新年度に予定している区の主な事業を紹介します。

【問合先】財政課予算担当☎3647-1760、℻3647-9345

健康・福祉

感染拡大に備え保健所・医療提供体制を拡充

4億564万円

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備え、電子カルテシステムの活用や検査専用車両を活用したPCR検査を実施するなど、患者対応の強化および医療提供体制の安定化を図ります。

安心・安全なワクチン接種体制を構築

48億3,839万円

3回目接種として、6か所のスポーツセンターで集団接種、約150か所の医療機関で個別接種を実施するほか、5～11歳の接種については、専用会場を開設するなど、安心・安全な接種体制を構築します。

70歳の区民に無料の認知症検診を実施

1,305万円

70歳の区民全員に送付するチェックリストで認知症の自己診断ができるほか、対象医療機関で受診ができる無料の認知症検診を実施します。また、返送されたチェックリストや受診結果を長寿サポートセンターなどと共有し、今後の相談・支援につなげます。

区内初！障害者の暮らしの場を提供する入所施設を整備

施設外観（イメージ）

4億2,187万円

塩浜2丁目に、障害者の地域生活への移行に向けた日中活動の場を併設する障害者入所施設を、区内で初めて整備します。

産業・生活

キャッシュレス決済・プレミアム付商品券で地域経済を活性化

5億9,474万円

商店街連合会に対して、対象期間中に指定するキャッシュレス決済を利用して商店街連合会加盟店舗等で決済した方へのポイント還元や、プレミアム付区内共通商品券の発行に要する経費を全額補助します。

夢の島総合運動場にスケートボードパークを整備

2億7,470万円

夢の島総合運動場内に誰もが楽しめる初・中級者向けのスケートボードパークを整備します。また、令和4年11月にオープニングセレモニーを開催します。なお、整備費用の一部は、ふるさと納税によるクラウドファンディングを活用します。

スポーツのさらなる普及に向けイベントを開催

541万円

海の森水上競技場でのこどもカヌー大会や、パラスポーツ体験ができるイベントを開催するほか、誰もが楽しめるボッチャ交流大会を開催します。また、東京2020大会を契機に高まったボランティア活動の意欲を実際の行動につなげる機会を提供するため、スポーツボランティア登録制度を創設します。

渋沢栄一ゆかりの地で明治時代にタイムスリップ

AR機能で旧渋沢邸宅が出現（イメージ）

889万円

渋沢栄一ゆかりの地のメインとなる10か所に、統一的なデザインの説明板を設置し、特に観光スポットとなる4か所の説明板には、その場に当時の様子を重ね合わせることができるAR機能を導入します。また、ゆかりの地を紹介する「まちあるきマップ」の作成等を実施します。

子育て・教育

区内初のこども向け複合施設を開設

1億9,868万円

児童会館跡地を活用し、令和4年5月にこども向け複合施設「こどもプラザ」を開設します。住吉子ども家庭支援センター、こどもプラザ図書館、地域交流スペース等で構成され、妊娠期・乳幼児期から18歳までを対象としたこどものための新たな拠点となります。

多様な保育サービスを提供し、子育て世帯を支援

16億2,040万円

令和5年4月開設に向け、民間活力を活用した保育施設の整備等により、保育ニーズの高い地域を中心に約400人の認可保育所定員の増加を図るほか、令和4年4月に新規開設する私立保育所3園で、7月から日曜日および祝日の休日保育を実施します。

オリンピック・パラリンピック教育のレガシーを未来へ

889万円

オリンピック・パラリンピック教育の新たなステージとして、小学校全46校が参加するボッチャ大会を開催するほか、中学校でパラリンピアンによる心の教育授業等を実施します。

緑・環境

23区初！区独自の「環境検定」を創設

2,012万円

パソコンやスマートフォンを利用して、どこでも受検ができる区オリジナルの「江東区環境検定」を開始します。

砂町魚釣場跡地に区民農園を整備

3,907万円

工業用水道廃止に伴い、区内2か所の魚釣場を廃止し、砂町魚釣場を区内4か所目の区民農園として整備するほか、農園利用者以外も利用できる有料の駐車場を併せて整備します。

防災・まちづくり

地下鉄8号線沿線のまちづくり構想を策定

3,172万円

地下鉄8号線（豊洲～住吉間）の延伸を見据え、沿線地域の目指すべき将来像等をまとめる「（仮称）地下鉄8号線沿線まちづくり構想」を策定します。

通学路の安全対策を強化

8,408万円

交通事故時に歩道へ侵入する自動車から児童・生徒を守るため、通学路の交差点に衝撃に強いボラード（車止め）を設置し、交差点の安全性を高めます。

行財政改革の推進

特別区交付金や特別区税が増収となりますが、税制度の改正による影響やふるさと納税による減収の拡大に加え、新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であり、先行きを楽観視できる状況ではありません。区では、事業の見直しや再構築、全事業の総点検を推進するほか、職員定員の適正化、区民税等の収納対策強化など歳入確保に努め、将来に向け安定的かつ継続的な区民サービスを提供できる財政基盤の確立に努めていきます。

予算1万円の使いみち

※この表は、令和4年度一般会計予算（案）を1万円に換算して目的別に表示したものです。

保育所運営や子育て支援に	高齢者・障害者福祉に	学校教育や図書館に	地域振興やスポーツ振興に	健康増進や環境対策・清掃に	道路・公園・まちづくりに	商工業・観光振興に	区債の償還に	議会運営に	防災対策に	介護保険の資金などに
2,516円	2,171円	1,609円	1,127円	994円	622円	181円	116円	39円	38円	587円

 

一般会計歳入予算の内訳 

一般会計歳出予算の内訳

平成26年4月1日から、消費税率が5％から8％へ引き上げられ、令和元年10月1日からは10％へ引き上げられました。

引き上げに伴う地方消費税交付金の増収分については、引き上げ趣旨に基づき、社会保障施策に要する経費の財源としています。