クビアカツヤカミキリにご注意ください
サクラ等の樹木に被害を及ぼす「クビアカツヤカミキリ」が区内で確認されました。
人体に害はありませんが、サクラやウメなどの樹木をお持ちの方はご注意ください。
詳細は下記関連リンクをご覧ください。
クビアカツヤカミキリとは
中国、朝鮮半島、ベトナムなどが原産の特定外来生物です。飼うことや野外に放すことは、法律で禁止されています。
- 体長:25mmから40mm
- 成虫発生期:6月から8月ごろ
- 幼虫活動期:5月から10月ごろ
- 全体的に青みを帯びた黒色で、つやつやした光沢がある。
- 前胸部(首のように見える部分)が赤い。
- 触角はオスの方が長い。
- つかむと強い柑橘系の匂いを放つ。
クビアカツヤカミキリの成虫(左がオス・右がメス)(画像提供:東京都環境局)
どのような被害があるのか
クビアカツヤカミキリは、サクラなどの樹皮の割れ目に産卵します。
卵からかえった幼虫は樹皮に穴をあけて、およそ2年間、主に樹皮直下の部分を食べ、時には枯れさせてしまいます。
クビアカツヤカミキリの幼虫による被害(画像提供:埼玉県環境科学国際センター)
こんなサインに要注意
クビアカツヤカミキリの幼虫は、成虫になるまでの2年間、サクラなどの樹木の中に潜み、木の中身を食べて枯らしてしまいます。その際、幼虫は「フラス」という木くずとフンが混ざったものを排出します。
サクラ、ウメ、モモ(ハナモモを含む)、スモモなどのバラ科の樹木の根元や幹にフラスが出ていると、木の内部にクビアカツヤカミキリの幼虫がいる可能性があります。
クビアカツヤカミキリの成虫は6月から8月ごろに出現し、フラスは幼虫の活動時期の5月から10月ごろ活発に排出されます。冬季は幼虫が冬眠するため、新たなフラスの排出は見られません。
樹皮表面のフラス(画像提供:東京都環境局)
根元に堆積したフラス(画像提供:埼玉県環境科学国際センター)
見つけた場合
クビアカツヤカミキリの成虫を見つけた場合は、その場で踏みつけるなどして駆除して
ください。生きたまま持ち運ぶことは、法律で禁止されています。
また、見つけた場所を環境保全課調査係(電話番号:03-3647-6148)までお知らせくださ
い。
フラスについても同様に、環境保全課調査係までお知らせください。
ご自宅や会社などの敷地内の樹木で疑わしいケースが発生した場合は、駆除は所有者様、
管理者様で行っていただくことになります。区は東京都と連携し、虫の判別や駆除の
方法などについて、ご案内いたします。
関連リンク
クビアカツヤカミキリの被害が発生・拡大しています!(東京都環境局ホームページ)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”情報(埼玉県環境科学国際センター)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
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