危険な外来生物「ヒアリ」について
ヒアリとは
南米原産のアリで、攻撃性が強く、毒針でヒトや動物を刺すことがある危険な外来生物です。
外来生物法により「要緊急対処特定外来生物」に指定されています。
ヒアリに刺されると、火傷のような激しい痛みを感じ、水疱状の腫れなどが生じます。体質によっては、重いアレルギー症状(アナフィラキシーショック)を引き起こすことがあります。
ヒアリの特徴
働きアリの体長は2.5mmから6.0mm程度です。
体はツヤのある赤茶色で、腹部の色は暗めです。
ヒアリの写真(出典:環境省ホームページ)
国内での発見状況
平成29年6月に、日本で初めてヒアリが確認されました。ヒアリは、船や飛行機に積まれたコンテナや貨物にまぎれ込んで、海外から日本へやってくると考えられており、全国の港湾部で発見されています。江東区内でも、令和元年6月以降、青海ふ頭で毎年発見されています。ただし、これまでに住宅地では発見されていません。
ヒアリが定着すると
ヒアリが日本に定着すると、公園、緑地、河川敷、畑などに巣を作り、増えてしまいます。ヒアリが繁殖すると、以下のような様々な被害が発生する可能性があります。
- 毒針で刺されることにより、人やペットに健康被害が出る。
- お花見やピクニックなど、公園や河川敷でのレジャーを安心して楽しむことができなくなる。
- ヒアリが農作物をかじったり、家畜を襲ったりして、農業に被害が出る。
- 日本の在来アリや小動物に影響を与え、生態系のバランスを崩してしまう。
これまでの海外の事例から、ヒアリがいったん繁殖してしまうと、根絶は難しいと考えられています。日本では水際対策を徹底し、ヒアリの定着を阻止するため、全国の港湾部において定期的に調査を行っています。ヒアリが発見された場合は、緊急駆除とモニタリング(継続的な監視調査)を行っています。
港湾部における調査の詳細については、環境省のホームページをご参照ください。
江東区のヒアリ対策
江東区では、令和5年度に2回(6月と10月)、豊洲・有明・東雲地区の区立公園等18施設において、ヒアリ類のモニタリング調査を実施しました。調査の結果、ヒアリ類は発見されませんでした。
結果の詳細は関連ドキュメントをご覧ください。
もしヒアリに刺されたら
ヒアリに刺されると、痛みやかゆみだけではなく、重いアレルギー症状を引き起こしたり、急速に症状が進んだりする場合があります。体調の変化に気をつけながら、医療機関を受診しましょう。息苦しさなど重い症状がある場合は、救急車を要請しましょう。
ヒアリかもしれないアリを見つけたら
ヒアリかな?と疑われるアリを見つけたときは、触らずに、環境省のヒアリ相談ダイヤルに相談するか、江東区役所環境保全課までご連絡下さい。
- 環境省ヒアリ相談ダイヤル:0570-046-110
- 江東区役所環境保全課調査係:03-3647-6148
関連ドキュメント
令和5年度江東区ヒアリ等モニタリング調査結果(PDF:441KB)(別ウィンドウで開きます)
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