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更新日:2023年9月21日
認知症とは、いろいろな原因で脳の司令塔の働きに不都合が生じ、さまざまな障害が起こり、生活に支障が生じるような状況が6か月以上続いている状態を指します。
認知症は誰にでも起こりうる脳の病気によるものであり、アルツハイマー病など、認知症を引き起こす病気は複数あります。
2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症の症状になるといわれています。
認知症の人は、「何もわからない」「何もできない」わけではありません。
特に初期では、本人が症状に気づき、「認知症かもしれない」と不安や悲しみを抱いていることが多くあります。
また、症状が進行すると、家族が介護に疲れ、疲弊してしまうことがあります。
尊厳をもって最期まで自分らしくありたい。それは誰しもが望むことです。
認知症の人やその家族が、住み慣れた地域で安心して穏やかに暮らし続けるために、周囲の人の認知症に対する理解と思いやりの手助けが必要です。
「認知症サポーター養成講座」を受講すると、認知症サポーターになることができます。
認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人やその家族を温かい目で見守る応援者です。
認知症は誰でもなる可能性があります。いつ自分や身近な人が認知症になるとも限りません。
今のうちから「自分の問題である」という認識を持つことが大切です。
1.認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない。
2.認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
3.近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する。
4.地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる。
5.まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する。
期待されることのうち、無理なくできる事を実践してみてください。それが、認知症の人やその家族を温かい目で見守る応援になります。
認知症サポーター養成講座で学んだ知識をもとに、身近な方に対してや地域や職場で、認知症の人へのお手伝いを行っている方もいます。
認知症の人への声掛けや認知症カフェのお手伝いなど、活動は様々です。
認知症ご本人・その家族・認知症サポーターを中心とした⽀援者がともに活動し、認知症になっても安⼼して暮らし続けられる地域づくりの具体的活動が「チームオレンジ」です。
近所の方や気の合うメンバー、認知症ご本人やその家族とチームを組んで、早期からの継続⽀援(困りごとへの⽀援)を行うボランティア活動です。
チームオレンジメンバーとして活動するには、認知症サポーターステップアップ講座の受講が必要です。
認知症の人とその家族の応援者である認知症サポーターを1人でも増やし、認知症になっても安心して暮らせる地域をつくるため、「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
内容:認知症の症状についての理解や接し方の講義など、1回90分の講座です。
講師:研修を受けたキャラバン・メイト
江東区では令和3年度より区民の方を対象に、認知症サポーター養成講座の定期開催を実施しています。
受講料(テキスト料)は無料です。
令和5年度後期は、砂町文化センターやオンラインなどでも開催予定です。(後期の予定は変更となる可能性があります。)
開催日等詳細につきましては、3か月ごとにホームページ、区報にてご案内します。
現在ご案内しております開催日等詳細は、下記リンクをご確認下さい。
キャラバンメイトが出張で講座を行います。区民の方の集まりの際は、受講料(テキスト料)は無料です。
区内小中学校・義務教育学校・高校・専門学校・大学などでキャラバンメイトが講座を行います。
小学生・中学生向けには、授業時間に合わせ45分~60分程度で、子ども向けテキストやアニメーションを使用した講座を行います。
ご希望の学校は、地域ケア推進課地域ケア係までご連絡ください。
認知症サポーターが、「チームオレンジ」メンバーとして活動するには、認知症サポーターステップアップ講座の受講が必要です。
認知症サポーター養成講座で学んだことを土台に、実践の場で必要となる認知症に関する知識、身近に交流し必要に応じて手助けするための対応スキル等を習得することを目指します。
認知症サポーター養成講座受講者で、ご希望の方に講座のご案内をしています。地域ケア推進課地域ケア係までご連絡ください。
認知症サポーター養成講座を受講した方には、認知症サポーターの目印として「認知症サポーターカード」をお渡ししています。
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