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更新日:2020年11月18日

定例記者会見 令和2年11月18日分

新型コロナウイルス感染症への対応について

 初めに、江東区内の新型コロナ感染者の発生状況についてですが、ご存知のように全国的に大変な数値が毎日出てきておりまして、私自身はもう第三波が来たという風な警戒感を持っているところでございます。感染者数が増えていることはもう事実ですから、これに対して今後どうやって対応していくかというのは、我々のみならず日本中すべての皆さんが注意をしていかないとこの感染を食い止めることはできないと思っております。よほどの警戒感を区民の皆さんにも是非持っていただいて、3密を避ける・手をよく洗う・うがいをするなどいろいろな対策、特に寒いですから換気を怠るといけないということで是非暖房かけていてもですね、窓はちょいちょい開けて、空気の入れ替えをしていくということは是非やってもらいたいと思います。感染拡大の防止対策をしっかりと行いながら、区としても区内の中小企業の経済活動を支援していくことは当然続けてやっていかなければなりません。

 江東区では、国や都の「Go To Eatキャンペーン」に合わせて、これまで独自事業として実施してきた家賃の支援、給付支援ですね、この要件を拡大してこうしたキャンペーンを側面からサポートしていくことにいたしました。具体的には、区内で店舗を構えている生鮮食品卸売業者等に対して、30万円を上限とした家賃助成について、これまで給付制限を行っていた事業者の住所要件、契約要件を緩和する新しい方法を実施することにいたしました。

新型コロナウイルス感染症への対応

新型コロナウイルス感染症への対応

質疑応答

(1)家賃給付について区外在住でも受けられるのか

【区長】

 最初はお店とそれから自宅が別々だと駄目だったわけです。ちょっと厳しかったんですね。そういったことで今回はお店が区内にあればいいと。お住まいが江東区ではなくても対象といたします。江東区でお店をやっていて頑張ってくれている人たちがたまたま住まいと別だったとか、そういったことで補助が受けられない、それではかわいそうだということで対象になるように柔らかく(緩和)しました。

補正予算における対応について

 今回6度目の補正予算を編成いたしました。

補正予算の概要-1 

補正予算の概要-2

補正予算の概要

GIGAスクール構想の実現に向けた取り組みについて

 国は、こども一人ひとりに応じた学びを実施し、資質・能力を一層確実に育成する「GIGAスクール構想」の実現を目指していますが、区としても「GIGAスクール構想」の要となる情報端末の整備については、児童・生徒・教員に一人一台ずつ新たなタブレット端末を配布し、令和3年4月から本格活用を目指します。タブレット端末は、学校の授業での活用はもちろんのこと、家庭へ持ち帰って、宿題や配布物の電子化などを進め、授業と家庭学習のリンクを促進します。また、学校が休校などの非常時にも、家庭と学校をオンラインでつなぎ、双方向の授業を実施するなどして学びの保障を確保してまいります。なお、効果的な活用に向けて小中学校1校をパイロット校に指定して、先行導入を行ってまいります。そうした先行をみながら4月からの全体の実施に移していこうということでございます。実際には、4月からは全ての生徒・児童一人に一台のタブレットが行き渡るようにします。

GIGAスクール構想の実現に向けた取り組み-1

GIGAスクール構想の実現に向けた取り組み-2

GIGAスクール構想の実現に向けた取り組み

在宅要介護者への支援および福祉サービス事業所におけるPCR検査費用補助について

 また、介護が必要な高齢者や障害者は自宅で家族からの介護やデイサービスなどの事業所を利用してますが、同居家族がコロナに感染した場合あるいは利用している通所事業所で感染者が発生しますと、介護してくれる人がいなくなって自宅に取り残されてしまう可能性があります。このような在宅要介護者が継続して介護を受けられるように、在宅要介護者を支援する事業所に対して補助金を支給することにより、迅速な対応を図るものでございます。補助額が1時間未満であれば1万5千円、2時間未満は2万円などと時間による定額としております。また、在宅要介護者を支援したヘルパーが支援後にPCR検査を受ける場合は、3万円を上限として検査費用を補助していきます。

在宅要介護者を支援した事業所への補助

在宅要介護者を支援した事業所への補助

 次に福祉サービス事業所におけるPCR検査費用の補助についてですが、高齢者・障害者の集団で形成される通所事業所などの無症状の感染者を発見して対策を講じることによって、事業所での感染拡大防止を図るため、職員・利用者に対してPCR検査の補助を行うことといたしました。令和3年3月末日までの間に1回分のPCR検査費用を補助いたします。

福祉事業所におけるPCR検査費用補助

福祉事業所におけるPCR検査費用補助

季節性インフルエンザの予防接種費用負担について

 また、コロナウイルスだけではなくてインフルエンザの予防をしっかりやらなきゃいけないということで、高齢者については65歳以上は全て無料。それから、生後6か月から小学校2年生までの小さいお子さん、こどもたちに対しても無料でインフルエンザの予防接種を行うことといたします。

修学旅行の代替行事について

 新型コロナウイルスの感染拡大の状況や児童・生徒の感染防止、安全確保の観点から、今年度は修学旅行などは中止ということはもうすでに決定したところでございます。しかしながら、修学旅行などはこどもたちにとって小学校6年間あるいは中学校3年間の集大成として大切な行事です。こどもにとって、我々も、皆さんもそうだと思いますが、友達とのふれあい・交流そして先生との結びつき、そういったものがずっと心に残っています。そうした意味では私は、何とかできなくなった修学旅行の代わりに何かこどもたちの心に残るようなことができないかということは、いろいろ検討してまいりました。

 区としては、修学旅行が中止になったことの代替として「思い出プロジェクトKOTO2020」というものを実施するということで各学校教師それから生徒・児童・保護者、皆さんの意見を聞いて修学旅行の代わりに何ができるかいうことをそれぞれの学校ごとに検討して、そうした事業について区が補助する。いろんな案が今検討されていて、もうすでに実施した学校もあります。私はできるだけ近場でもいいから泊まって宿泊体験をさせるべきだということを区の考えとして打ち出しております。寝袋とか布団を持って行って学校に泊まって、そしてキャンプファイヤーとかお化け大会とか、そんなことをやったという学校がもうすでにあらわれておりますが、学校ごとにいろいろ知恵を絞っているところでございます。

思い出プロジェクトKOTO2020

思い出プロジェクトKOTO2020概要

質疑応答

(1)宿泊場所と感染対策について

【区長】

 例えば若洲キャンプ場を使って、そこへ泊まろうというような案も出ているようです。それから近場のホテルでテーブルマナーを学びながらホテルに泊まってはどうかという案も出ています。それから感染予防については、当然毎日の生活の中でやってることと同じでございますが、受験が終わった後の方がいいのではないかというような配慮もして、対策も考え、時期も考えるということで、いろいろそれは学校ごとに検討しているところです。

「奥の細道サミット in 江東」の開催について

 「おくの細道」紀行300年を契機に、ゆかりの自治体が連携して芭蕉翁の業績顕彰と地域文化の活性化を目的に始まった「奥の細道サミット」があります。よく千住がスタートということになっておりますけれども、江東区の深川の芭蕉庵に暮らしておられたので、江東区は「おくの細道」の出発点だと我々はこう思っているんですが、今年はちょうど平成11年の第12回以来21年ぶりに江東区に順番が回ってきました。残念ながらコロナのためにですね、なかなか盛大にたくさんの人を集めてというわけにはいきませんけれども、12月5日土曜日に深川江戸資料館を会場として記念講演を行い、トークショーなどを行う。(関連イベントとして)各施設の特色を生かした展示会とかスタンプラリーを地域文化施設など11カ所で実施し、ゆかりのまち歩きツアーなどを行うなど、いろんな企画を考えているところでございます。

「奥の細道サミット in 江東」概要-1

「奥の細道サミット in 江東」トークショー概要

「奥の細道サミット in 江東」概要-2

「奥の細道サミット in 江東」関連イベント

 江東区は各学校全校で俳句の授業を行っております。そうした一環として『きらり』という雑誌・句集を毎年発行してまして、小中学生の作品をそこで発表して、表彰式などを行っております。その他にも区では、「時雨忌全国俳句大会」とか「芭蕉庵国際俳句大会」とかあります。こどもたちの作品はですね、色んな新聞社の俳句の募集があると、江東区のこどもがかなり上位に入ってきておりまして、特徴ある俳句授業・俳句教育というものがしっかりと続いていることを誇りに思っているところでございます。

江東区立小・中学校俳句集『きらり』

俳句集『きらり』表紙

その他質疑応答

(1)「Go To Eat」の利用と感染対策について

【区長】

 時々私も一人で晩ご飯食べにお店に行きます。そうすると7・8人で集まってみんなで食事して、結構座ってると、大きい声を出して盛り上がっている。ああいったのは危ないので、やはり人数制限っていうのは、感染予防の観点から言って私は必要かなと。これは国が決めるか東京都が決めるか、やらなければ区でやります、そのぐらいの気持ちでいます。特にですねオリンピック(・パラリンピック)を控えてうちの区は競技場が10もある。そういう中心地でもあることから考えれば、なんとしてでもコロナを食い止めてオリンピック(・パラリンピック)は安心してできるようにしたい。それにはやはりいろんな政策・施策をやりますけれども、住民の皆さんにも我慢するところはやっぱり我慢してもらわないといけないという風に思います。皆さんの意見を聞いて、区としてはやはり保健所の意見も聞かなければいけないし、素人判断で言えばやはりテーブル囲んで4人が限界ではないかという気がします。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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