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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成24年11月20日分

1.コミュニティサイクル実証実験の開始について

臨海部でのコミュニティサイクルの導入に向けた実証実験を、21日から開始いたします。区と協働で実証実験を行う運営事業者は、プロポーザル方式により7月下旬に決定した株式会社NTTドコモであります。
このコミュニティサイクルは、様々な場所に配置されたステーションという無人の駐輪施設間で、自転車を自由に貸し借りできる自転車シェアリングシステムです。まちの回遊性の向上や、地域の活性化、自動車移動の減少によるCO2削減効果が期待できます。
街に来た人あるいは、通勤で近所を飛び回る人にもご利用いただけると思います。
目に留まりやすく、利便性の高い駅前など広範囲にわたって設置いたしました。これは都内でも初めてのことであり、本実証実験において貴重な結果をもたらすであろうと期待しています。
オープン時は、11箇所のステーションを設置することになりますが、今後、関係機関と調整のうえ、民有地も含めて、20カ所以上作りたいと思っております。
また、利用者のニーズに合わせて複数の料金プランを用意したり、クレジット決済だけではなく、交通系ICカードのPASMO(パスモ)やSuica(スイカ)によるお支払いを可能とすることで、より多くの方にご利用いただけるシステムとします。
今後もスマートフォンアプリの提供や、携帯電話を通じたリアルタイムな情報発信等、NTTドコモの特色を活かした独自のサービス展開してもらうなど更なる改善を図りつつ、これから一年間、実証実験を行い、本格導入に向けて効果を検証してまいります。
他の自治体でも、こうしたことを少しずつ始めていますが、江東区は特徴あるところで、特に豊洲有明地区については、道路が広いということがありまして、これは非常に効果があると思っております。今後ステーションを増やすことで、多くの方々が自転車で回遊することができる。そんなことになればいいなと思っておりますので、報道機関の皆さんからもPRをお願いできればと思います。

豊洲駅前のステーション

豊洲駅前のステーション

2.「健康まつり2012」の開催について

12月1日、健康づくりのイベント、「江東区健康プラン21 健康まつり2012」を、亀戸文化センターで開催します。
これは、区民の健康づくり計画である「健康プラン21」及び「食育推進計画」の一環として、健康講演会や食と健康展、おいしいメニューコンクールの表彰式を行うものです。
今年のテーマは「メタボリックシンドロームの予防」です。広く区民に情報提供を行うことで、生活習慣病予防やメタボ解消のきっかけになればと考えています。
講演会では、社員食堂のメニュー本がベストセラーとなっている株式会社タニタの管理栄養士をお招きし、「おいしく食べてメタボにさよなら!」と題して、話題のメニューや健康的な食生活について講演いただきます。
また、区内の小中学生を対象に7年前から行っている「おいしいメニューコンクール」は、今年はメタボ予防に合わせて「魚を使ったアイディア料理」を募集しました。2,819点もの応募があり、厳正な審査を経て選ばれた中学生部門11点、ファミリー部門5点については、表彰するとともに、レシピカードにして会場で配布します。
この「おいしいメニューコンクール」ですが、集まった子が一生懸命やってくれて、本当に楽しい。こんなにも一生懸命こども達が食に触れるということは、非常にありがたいことです。小学生がお母さんと一緒にお料理を作ることで家族の絆が深まるし、また、食・健康にこども達が関心をもって取り組んでくれることも非常にいいことだと思います。
このほか、よしもと劇団による健康芝居やお笑いトークもあり、時間を忘れて楽しめる企画となっています。
食と健康展では、「今日の晩ごはんはこれで決まり!」コーナーで、本物そっくりの食品サンプルの中から、食べたい晩ごはんを楽しく選んでトレーに載せると、食事のバランスが「サッと」判定することができる「食育SAT(サット)システム」や、よしもと劇団によるお笑い健康コーナーなど、大人からこどもまで気軽に体験できるコーナーをたくさん用意しています。
参加費は無料です。是非、区民の皆さんには、ご参加いただければと思います。

健康まつり2012

健康まつり2012

3.「住民への災害情報伝達手段の多様化実証実験」の実施状況について

5月の記者会見でお話させていただきましたが、総務省消防庁が実施している「住民への災害情報伝達の多様化実証実験」に、江東区の提案が選出されました。これまでの取組状況と今後の計画について、ご報告させていただきます。
先月10月に東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展」において、1回目の実験を行いました。避難場所などの災害情報が携帯電話で入手可能な「エリアワンセグ放送」や、音声の到達距離が既存の防災無線スピーカーと比較して約2倍の「高性能スピーカー」の実証実験を行いました。私も行って聞いていましたが、500m先のスピーカーからはっきりとアナウンスが聞こえました。これは今までの倍です。特に高層住宅の多い江東区においては、ビルで塞がれて音が聞こえないという苦情もあります。こうしたものを使って高層住宅がたくさんある場所でどのように聞こえるか、あるいは聞こえないかも踏まえて実験いたします。
今月11日に、大島地区の総合防災訓練会場、大島6丁目団地において、2回目の実験を行いました。団地に住む20名程の外国人の方にも参加いただき、エリアワンセグなどの実験を行いました。これまでの実験からも、エリアワンセグ放送は、災害時に地理に不慣れな旅行者や、外国人へ避難経路等を伝える手段として、有効な手段と考えております。しかし、携帯電話の機種ごとにチャンネル設定の方法が異なるため、操作しづらい点などの課題も残っております。
今後の予定ですが、最後の実験を来年2月中旬に行います。この3回目の実験では、本実証実験の計画にある10項目全ての設備を活用した実験を計画しております。これまで2回の実験では、一つのエリアで1日のみと、場所も日にちも限定しておりましたが、最後は、実証実験エリアを6箇所、そして期間も1週間以上と、範囲・期間を拡大した実験を予定しております。多くの方に参加していただき、多くご意見を伺えたらと思っています。
この本実証実験については、来年2月末に総務省消防庁へ報告することになっていますので、全国の地方自治体で、参考にしていただきたいと思います。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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