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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成24年8月7日分

1.「STEP江東」ソーラーカーレース鈴鹿2012の結果について

区民チーム「STEP江東」が、8月4日に行われた「ソーラーカーレース鈴鹿2012」でクラス別で4位、総合で6位という素晴らしい成績を残してくれました。
初めて参戦した昨年の記録、35周完走、クラス5位、総合10位を上回る、41周という記録と好成績を収めてくれまして、大変感動いたしました。
上位チームが工科系の専門高校や大学、あるいは企業チームであることを考えますと、公募による中高生を中心とし、地域の中小企業のバックアップをいただいて、一から作り上げたチームで、こうした成績を上げたということは、本当にすごいことだと思います。

見事好成績を収めた『STEP江東』メンバー

見事好成績を収めた『STEP江東』メンバー

2.都バス一日乗車券を活用した観光ガイドブックの発行について

都バス一日乗車券を活用して、江東区の観光ポイントを巡ることができる観光ガイドブックを発行いたします。8日から、区内の各施設で無料配布いたします。
江東区は、数多くのバス路線が張り巡らされておりますので、今回のガイドブックには、何度でも乗り降り可能な「都バス一日乗車券」を活用して、東京スカイツリーを出発点または終点とした、区内の3コースを掲載しております。
これは、テレビで土曜にやってて、僕は好きでよく見る「ぶらり途中下車の旅」っていう番組があるんですが、あれがひとつの発想です。一日乗車券は何回乗り降りしてもいいわけですから、途中で降りて遊んで、あるいは買い物をしてまた次のバスが来たら乗る。500円というワンコインで、一日中どこでも都バスで行けるわけですから、江東区もいろんな面白いところがいっぱいあるということでいろいろ紹介しております。他にも、都バスでの旅に精通されているコラムニスト・泉麻人(いずみあさと)さんのおすすめコースもご紹介しております。
今後は、ガイドブック内のアンケートはがきで、皆さんからのおすすめスポットをお伺いし、ホームページなどで順次ご紹介していきたいと思います。
区内区外、特に区外からいらっしゃる方には、こうした物を見ながら江東区を巡っていただきたい。
一日乗車券っていうのは、あまり有名じゃないですよね。東京都交通局ももっと宣伝すればいいと思います。今回私たちは、これを宣伝しながら活用し、スカイツリーに来た多くの方々を区内に呼び込もうと、一生懸命知恵を絞ったところでございます。なんとかたくさんの方が江東に来てくれればいいなと思います。例えばですね、豊洲の方の新しい住民の方々は、テレビで「砂町銀座」を見たことはあるけど、行ったことがないと言うんですよ。だからそういった人たちも、この一日乗車券で区内を巡っていただいて、自分の住んでいる江東区を知っていただくということ、それは区に対する愛着とかそういったものも生れてくるでしょうし、そうした意味では、是非これを活用していろんな方に江東区内を巡ってもらおうと考えています。

江東区一日さんぽ

江東区一日さんぽ

3.船着場活用の社会実験について

平成22年度から、墨田区と連携して、舟運観光の社会実験を継続して行っておりますが、過去3回の実験では、両区が考えた舟運観光プランに、一般の皆さまにご参加いただき、そのご意見を元に、コースや価格、まち歩きガイドとの連携などについて検討してきました。
今回の社会実験では、船着場を活用した観光舟運の事業企画を民間事業者から募集し実施いたします。事業効果などの検証を行い、新たな観光回遊促進を目指していきたいと思います。
8月20日から9月2日までの第一期は、2つの事業者の提案が選定されました。
一つ湯は、スカイシップ株式会社の提案です。東京スカイツリータウンの前にある、おしなり公園船着場から北十間川、旧中川を通り、途中、中川船番所資料館を見学し、小名木川から横十間川に入り、2時間半をかけて一周して戻るコースです。このコースでは、蓄電池を動力源とした7人乗りの小型船が運航するため、音が静かで匂いがないのが特徴です。また、ツアーの周知を、今回は実験的にフェイスブックでのみで行いますので、この点についても興味深いところです。
もう一つは、株式会社ジールと東武トラベル株式会社の共同提案です。先程と同じ船着場から出発し、北十間川から横十間川まで行き戻ってくる約30分のコースです。狭い河川でも向きを変えずに、前後に航行可能な40人乗りのリバース船が特徴です。
この2つの社会実験については、両区のホームページでご紹介しております。現在、11月末までの残り3期分の事業提案を選定中です。
この秋には水陸両用観光バスが、現在整備中の旧中川の「川の駅」にお目見えします。水彩都市・江東ならではの舟運観光のメニューを考えてまいりますので、どうぞ、ご期待ください。

船着場活用の社会実験

船着場活用の社会実験

4.竪川河川敷公園五之橋周辺エリアのオープンについて

竪川河川敷公園は全長約2kmにわたる公園で、開園から約30年が経過しております。現在、スポーツ公園をテーマに順次、リニューアル工事を進めております。昨年7月には都内初となるカヌー・カヤック場がオープンし、どなたでも気軽に楽しめる施設として親しんでいただいています。これに引き続き、このたびの五之橋周辺エリアについては、地域の方の要望を取り入れ、こどもが遊ぶ親水ゾーンと、いこいの場として、江戸時代をしのぶ日本庭園が完成しました。
親水ゾーンには、噴水を設置し、小川を流して、こどもが遊べる空間として整備しています。
日本庭園は、かつて五之橋付近で生まれ育った浮世絵師「三代目歌川豊国」の屋敷をイメージし、鯉が泳ぐ池に太鼓橋を渡し、風情ある日本庭園を演出しました。また、五之橋下には展示ギャラリーを設置し、地元の協力のもと豊国の浮世絵を展示していきます。

オープンした竪川河川敷公園内五之橋周辺エリア

オープンした竪川河川敷公園内五之橋周辺エリア

5.被災者支援の状況について

現在江東区内には、約1500人を越える方々が避難してきておられます。
まず、一点目ですが、昨年も実施いたしました観光ドライブに、今年度も被災者をご招待いたします。
昨年11月、東京都個人タクシー協同組合墨東支部が、被災者を観光ドライブに招待し、28組84名の方が参加されまして、大変喜ばれました。
家に閉じこもりがちな方々にできるだけ外に出ていただいて、少しでも元気になってほしいという願いから、個人タクシーの運転手さんたち、ご自身の個人タクシーを活用して観光に連れて行ってくださるということです。
今回は、規模を大幅に拡大して、同協同組合本部の主催で、10月21日に100組400名を招待してくださるということになりました。
二点目は、「被災者への健康サポート」についてです。避難生活の長期化に伴い、避難されている方々の健康上の問題が、徐々にではありますが、明らかになっております。
このような問題への対策として、早期対応や的確な支援を行うため、専門職による健康相談や、スタッフのスキルアップを行い、被災者への健康サポートに取り組みます。
具体的には、原発事故による避難という未経験の支援業務であり、専門家の助言等が必要となりますので、四半期に一回の割合で、支援スタッフカンファレンスという検討会を実施いたします。
さらに、被災者が抱える様々な問題に対応するため、年一回ではありますが、研修会を実施いたします。
江東区では、避難生活を続けられる被災者の方の負担を、少しでも軽減できるよう、引き続き、努めてまいります。
そのほか、以前にも申しましたが、ゲートブリッジの下で、売店を出して、被災者の方々によるカキ氷やトウモロコシ、ラムネ、カットフルーツの販売が始まりまして、私も時々ふらっと寄ってカキ氷なんかを食べて、被災者の皆さんとお話をしたり、「いらっしゃい!いらっしゃい」と声を掛けて、できるだけ多く買ってもらおうと一生懸命やっております。
おかげさまで、あそこは自動販売機以外何もないところですから、釣りに来た人、サイクリングに来た人、ゲートブリッジを見に来た人など土日はかなりの人がおり、思った以上の売り上げを上げてくれています。

昨年の観光ドライブの様子

昨年の観光ドライブの様子

質疑応答

【記者】東雲の方と話しているとかなり国の決定が遅いっていうことの苛立ちが多いように聞こえるんですけれども、区長として国政の現状をどう見ているかご意見を聞かせてください。
【区長】ダメだね。ほんとに遅いですよ。何やるにしてもね。当初、国は東雲住宅については1年間限りですよと言っちゃったんですよ。1年で帰れるはずはないと分かっているはずなんだけども、そういうことを言ったんです。私は、ずいぶん東京都を通じて国に言いましたよ。「1年で帰れるはずないのになんでそういうつれないこと言うんですか?」ということを国に対して東京都の都市整備局に強く言いました。結果的には3年間になったわけです。だけど3年間で帰れる保証はないわけですから、国はもっと親身になって、あの方々の立場になって、いろいろ検討し、そして決定を速やかにやるべきだと思います。
江東区は、23区で1番の1600人近くを受入れています。次は江戸川区さんかな。そういった地方自治体は、現場でその方々と直接会って話しをして、お世話をしたり相談に乗ったりしている。そのことを国は「何か相談ありますか?」とか、区対して1回も言ってこない。そういったところが、現場感覚離れているんですよ。

6.不活化ポリオワクチンの導入について

これまでの生ポリオワクチンはウイルスの毒性を弱めたものの、生きたウイルスが入っているため接種580万回に1回の割合で、ワクチンを原因とする麻痺が生ずることが問題となっており、麻痺の心配の無い不活化ワクチンの認可が待たれていました。
本年4月、ようやく不活化ポリオワクチンが薬事承認されたことを受け、9月1日よりポリオの定期接種を生ワクチンから不活化ワクチンへ一斉に切り替えることとなり、区としても迅速かつ確実に実施してまいります。
従来のワクチンは合わせて2回、口から飲むタイプでしたが、これから始める不活化ワクチンは合計4回の注射により接種する方式へ変更となります。今回の変更により、ウイルスによる麻痺の心配がなくなり、安心して接種することが可能となります。
また、生ワクチンは接種後1カ月程度、便の中にポリオウイルスが排出され、他の子どもへの感染の可能性があり、春と秋に集団で接種していました。今後は、指定医療機関で、一年を通じて接種が可能となるため、接種率の向上が見込まれます。
費用は1期の3回分は無料、4回目は、現時点では全額自己負担となります。今年度見込まれる追加予算は、3億円余と見込まれておりますが、補正予算に計上する予定です。
なお、本年11月には、これまでの三種混合ワクチンに不活化ポリオを加えた四種混合ワクチンが導入される予定となっています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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