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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成24年6月7日分

1.学校給食食材の放射性物質事前検査について

江東区では、学校給食における放射性物質の検査について、現在、牛乳と調理済み給食について実施しておりますが、このたび新たに、給食用食材の事前検査を実施します。
こどもたちが食べる前に検査を実施しようということです。今までは、その日の給食に出したものをミキシングして検査をし、発表してきました。やはり給食食材に含まれる放射性物質を心配する保護者も多いので、事前検査を実施することにしました。
対象となる食材は、野菜、肉、魚など児童生徒が食べる予定になっている食材で、産地が東日本のものを中心に毎回5品選定します。
検査方法は、スクリーニング検査で、食品中に含まれているセシウム134、セシウム137、ヨウ素131を測定します。
検査場所は、江東区深川南部保健相談所、期間は、平成24年7月から平成25年3月まで。月2回実施し、1回につき1校を選定し、合計16回検査を実施します。
検査する食材は、給食に使用する前日の午前中に、食材納入事業者から検査場所に納品してもらいます。そして、すぐに検査を実施し、その日の午後4時頃、結果が判明します。測定の結果、スクリーニング検査の測定下限値を超えた食材については、翌日の給食への使用を取り止め、代替の食材を用意します。このような事前検査は、区の単独事業としては23区では初めての取り組みになります。
検査結果については、区のホームページ、こうとう区報で公表していきます。
なお、今回の事前検査は、対象校を16校としておりますが、食材納入事業者は同じ食材を複数校に納品しておりますので、今回の検査により、区内のほぼ全ての小中学校を網羅することができると思います。
今回の食材事前検査により、学校給食における検査体制がより一層充実したものとなります。放射能に対する保護者の不安を取り除くことと同時にこどもをしっかりと守ることが我々の使命でありますから、今回事前検査を実施することにしました。

質疑応答

【記者】単独で事前に検査というのはあまり聞いたことはないが?
【区長】東京都で事前検査を実施する話があったが、江東区では、独自の検査機器を持っているので単独で検査を行うことにしました。

2.今夏の節電対策について

江東区では、年間を通じて節電・省エネに取り組む「江東区施設別エネルギー管理計画」を策定し、本年4月より運用しています。
本区での今夏の節電対策は、この管理計画に基づいて、6月から9月の4ヶ月間を節電対策期間と定め「江東区施設別エネルギー管理計画(節電対策版)」を別途策定し、節電期間内の更なる対策を追加して取り組みます。
今年の節電対策は、昨年のように数値目標や施設の休館休止、道路・公園・街路灯の消灯は実施しません。「公園が暗くなって危険だ」「遊歩道が暗いから危ない」などとずいぶんお叱り受けました。そうした去年の経験を踏まえると夜間の電力使用の制限はさほどしなくていいようなので、街路灯とか公園・道路の照明は消さないということにしました。
区民の皆さんにも、是非、気を許すことなく節電に取り組んでいただきたい。節電というのは、夏だけでなくて日頃から心掛けていかなくてはいけないことだと思います。
また、現在、原発が止まって火力発電所が動いているわけですが、火力発電所が動くことでCO2がたくさん削減できなくなってしまう。環境にも良くない。原油の輸入によって、たいへんなお金がかかるということになりますから、日頃からの節電というものに、我々は心して取り組んでいかなければいけないと思います。

3.子育て情報ポータルサイトの構築について

子育て情報ポータルサイトは、携帯電話やスマートフォンなどの移動系の端末で、いつでも、どこでも、区の子育て情報を見ることができる子育て総合情報サイトです。パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォンなど移動系のメディアに便利なポータルサイトは、23区でも初の取組になります。
アクセスすると、まず、こういう画面(右図参照)で、携帯などで見やすいデザインになっており、5つのメニューで構成されています。
1つ目が、「赤ちゃんマップ」。ここでは、授乳やオムツ替えのできる「赤ちゃんの駅」のほか、子ども家庭支援センターや児童館、公園等の「赤ちゃんの遊び場」や、子育てに関する相談ができる「赤ちゃんの相談所」を探すことができます。
2つ目が、「子ども家庭支援センター」。区内5か所の子ども家庭支援センターや子育てひろば、子育て相談等の情報を発信します。
3つ目の「子育て施設イベント」では、幼稚園、保育園、児童館、子ども家庭支援センターのイベントカレンダーを閲覧できます。
4つ目の「子育てハンドブック」は、区の様々な子育て支援サービスや、子育て支援情報をコンパクトに集約した情報の発信に向けて準備を進めております。電子版のハンドブックなので、情報を常に新しく更新していきます。
5つ目の「子育て支援地域情報」は、5か所の子ども家庭支援センターが子育て支援団体と連携して、地域に根ざした子育てに役立つ地元情報の発信を目指して準備しているところです。
江東区では、使いやすくて役立つ、簡単で便利な情報案内を目指しておりますので、ぜひとも皆さんで育てていっていただければ幸いです。
核家族化になって、若いお母さんが子育てを負担に感じて具合が悪くなったりしているケースがたくさんあります。できるだけ子育て情報を発信し、その情報を基にお母さんが外に出て、友達やいろんな方とおしゃべりし、コミュニケーションをとることが大切だと思っています。

子育て情報ポータルサイト画面

子育て情報ポータルサイト画面

4.官民協働事業・絵本「こうとうむかしばなし」の完成について

「ことちゃんのみんなでわっしょい」という絵本が出来上がりました。今年は深川八幡祭りの本祭りの年です。同祭りは沿道から水が掛けられることから、別名水かけ祭りとも言われている江戸三大祭のひとつであります。
江東区は近年、人口が急増しております。新旧住民が、一緒にお祭りに参加していただき、地域を越えてつながりあう機会にしてもらいたいと思っています。また、こうした区の文化や歴史といったものを「こうとうむかしばなし」という絵本を作って、こどもたちに伝えることで、世代を超えたつながりをもてるようにしたいと思っています。
完成した絵本は区内の幼稚園でこどもたちに読み聞かせを行い、さらにホームページでも見ることが出来るようにします。
この事業は、東京都印刷工業組合江東支部の提案を基に実施する区民協働事業です。江東区は印刷・印刷関連業者が非常に多いです。そういう方々が今回乗り出してくれたのは、大変嬉しく思っています。
絵本は今年度に2冊製作します。もう一冊は夢の島を舞台にしたファンタジックで不思議なお話と聞いています。9月に完成予定です。

「ことちゃんのみんなでわっしょい」

「ことちゃんのみんなでわっしょい」

5.2020年オリンピック・パラリンピック立候補都市・東京への大会招致に向けた支援について

5月23日に国際オリンピック委員会理事会が立候補都市を三つに絞り込みました。来年の9月7日に1つの都市に決まります。
これに対して江東区は、計画では全28競技のうち16競技が江東区で実施される予定となっています。東京への招致が実現すれば、これからの未来を担うこども達に夢や希望、感動を与えるだけでなく、区民の皆さんにとっても貴重な思い出となります。
これだけ競技施設をもつ江東区としては、どこよりも先頭に立ってオリンピック招致に全力を掲げていきたいと思っています。
先だって、開催された「江東こどもまつり」でも、招致ブースを設置し、訪れた2,400人の親子に、オリンピッククイズやPRグッズの配布等を行いました。
今後も、区民まつり、シーサイドマラソンや地区まつり等の地域イベントを通じて、区民の皆さんの協力や議会とも連携し、招致気運を「みんな」で盛り上げていこうと思っています。
先日のIOCの調査で賛成が47%ということに、私もかなりショックを受けました。本当にどうなっているんだと思うんですが、まあ、決まればみんな盛り上がってみんなわぁわぁ言うと思います。決まるまでは、アンケートとか聞かれると、いろいろ理屈を言ってしまうのが日本人で、そういうところが日本人の国民性なのかと思いますが、素直に「いいね~やろうよ」といってほしい。それには、区をあげて招致の気運を盛り上げる努力をしていかないといけないと思っています。

江東こどもまつりの招致ブースの様子

江東こどもまつりの招致ブースの様子

6.世界都市サミットへの出席について

7月1日から3日まで、シンガポールで行われる世界都市サミットに行ってきます。向こうの政府から要請がありまして、特に環境についてのサミットであり、東京二十三区清掃一部事務組合が行っている清掃事業のシステムをプレゼンすることになっています。
また、サミット出席後には、住宅自治大臣が清掃事業の視察に訪れたマレーシアに赴き、清掃事業の担当者に江東区の清掃事業システムを説明する予定になっています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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