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更新日:2017年1月19日

定例記者会見 平成24年4月17日分

1.コミュニティサイクル実証実験の運営事業者の公募について

コミュニティサイクルとは、一定の地域内に複数配置されたステーションで自由に貸出や返却ができる自転車シェアリングシステムであり、まちの回遊性の向上や、地域の活性化、自動車移動の減少によるCO2の削減効果が期待できます。
江東区では、今年度、臨海部でこのコミュニティサイクルの実証実験を実施するため、5月から7月頃にかけてプロポーザル方式により運営事業者を公募します。
実証実験の規模としては、20カ所程度のステーションと300台程度の自転車を導入する予定です。
また、臨海部の開発ポテンシャルや、民間事業者の発意と創意工夫を最大限に引き出すために、江東区は運営事業費を負担せずに実施することを考えております。区で事業費を負担するということではなく、事業者に負担をしてもらうということです。
近年急速に普及しているスマートフォンを利用したGPSやナビゲーションなど、最新の情報通信技術(ICT)の活用や、駐車場や公共交通機関と連携したパーク・アンド・サイクルライドを取り入れ、自転車の新たな利用可能性を探求する全国初の実証実験を目指します。
今後の予定としては、運営事業者を選定後、事業者と調整のうえ、オープニング準備を経て、10月頃の実証実験スタートを目指しております。実証実験では、環境負荷の低減や交通の安全性、事業の採算性などの効果を検証し、江東区臨海部でのコミュニティサイクルの本格導入の判断を行っていきます。
実証実験をやった後、うまくいけば、これを広めて、継続してやっていくと。うまくいかなければ、やめるということでございまして、この実験を見たうえで、今後の方針を決定したいと思っています。
臨海副都心は施設同士の距離が長く、道路・歩道の幅が広いということで、私は、コミュニティサイクルが、同地区に一番適しているのだろうと思います。
先だって、東京都の環境局長が来まして、「江東区のこの実証実験を東京都も全面的にバックアップします」という申し入れがございました。なんとか実証実験をやって、将来的には、これを伸ばしていきたいというのが私の考えです。

ステーションイメージ

ステーションイメージ

質疑応答

【記者】コミュニティサイクルの実証実験について、どういう点が全国初となるのか?
【区長】スマートフォンを利用したGPSやナビゲーションを活用したやり方。スマートフォンを操作することで置いてある自転車のキーの開錠や、利用履歴、今走っている場所が分かるなど、情報通信技術を活用するのが全国で初めてとなります。また、道路を利用する場合の占用料や、自転車置き場の設置なども事業者に全部やらせます。事業者は、事業者なりにスマートフォンで利用料を稼ぐ、自転車に広告を載せるなどいろいろな工夫してもらう。それは今後公募した段階で事業者に知恵を出してもらって、これはいいというものを選びます。出来る限り税金を使わないようにしたい。

2.2020年オリンピック・パラリンピックの東京招致応援について

2020年オリンピク・パラリンピックについては、現在、五都市が申請ファイルを提出しており、5月23日にIOC国際オリンピック委員会理事会で、今度は申請都市から立候補都市が決定し、本格的な招致レースが始まります。そして、来年の9月7日にIOCの総会で開催都市が決定することになっています。
招致委員会がIOCに申請したファイルの中には、計画ですけれども、オリンピック競技28競技のうち、江東区内で16競技が行われることになっております。競技会場は、35会場のうち約半数の17会場が区内ということになるため、江東区は先頭に立ってオリンピック・パラリンピック招致を全力を上げて招致運動にまい進していきたいと思っております。区民まつりや、こどもまつり、シーサイドマラソン等の様々なイベントを通じて、オリンピック招致の機運を盛り上げていきたいと思っています。区議会でも招致議員連盟が結成されましたので、区と議会一体となって、地域のみなさんにご理解いただくよう様々な努力をしていきたいと思っております。
また、東京2020オリンピック・パラリンピック招致推進担当を4月から作りまして、東京都との連絡調整をやってもらうことになってます。
この2020年オリンピック招致なんですが、いろいろ議論あります。現在のところ賛成が70%までは至ってない状況ですが、75から80%近くまでいけば、間違いなく勝てると私は思っております。今回は、もう間違いないと思いますが、世論の盛り上がり方ひとつですね。7、8月にロンドンオリンピックがありますので、そこでメダルをたくさん取ってくれれば、弾みがつくと思っております。
オリンピック2020年ということになると8年後です。東北の復興ということもありまして、現在の政府のやりようでは、いろいろやっているようですが、明るい兆しが見えてこない。そこで、オリンピック2020年を日本でやるということは、2020年までに東北を復興させようという国全体の目標ができると思うのです。そうでもしないと、いつまで経っても復興しない。2020年オリンピック招致は、活性化や経済の発展、インフラの整備とかいろんなこと言われています。しかし、それ以前の問題として東北の復興の目標を作るべきだと考えていまして、東京都にも強く提言しています。東北の復興の目標年度をある程度設定することによって、被災地の方々もそれに向けて努力するし、国・国民も努力することになると思いますので、そうした意味でもオリンピックを日本に、東京に招致したいと考えております。また、オリンピックが次の世代を担うこども達に夢、希望、勇気を与えるという意味でも、私は大賛成の一人ですから、みなさんにも是非賛成をしてもらいたいと思っています。

3.江東区立小中学校セーリング部ユース世界選手権出場

江東区立小中学校セーリング部というのがありまして、その第1期生の林佳奈さん(中学3年生)が、レーザー4.7ユース世界選手権U-16で5位入賞という明るいニュースが入りました。
江東区には海があり、しかも若洲にヨット訓練所があることからセーリングの環境が整っています。私は、こども達を鍛えたい、できれば世界に羽ばたくこどもたちを育てたいという想いがありまして、区立の小中学校セーリング部というのを平成20年に作りました。また、ある意味不登校やいじめにあったこども達も、荒波の中でヨットに乗ることで強い精神力を養って欲しいという想いもありました。
そのセーリング部1期生の林佳奈さんは、当時5年生で入ってくれたんですが、その子がユースの世界選手権に出場しまして見事に5位に入賞し総合で28位となりました。今回の世界選手権は、3月31日から4月7日までアルゼンチンのブエノスアイレスで行われ、12戦の総合成績を競いました。
林さんは、江ノ島、葉山、和歌山、山口、唐津などのレースを転戦して、好成績を収めて、日本のランキングで女子の第2位のランキングを獲得し、日本から出場したユース2名のうちの1人として出場しました。若洲で訓練して、あちこちの大会に出て世界の舞台に飛び出していった深川七中の3年生の林佳奈さんが頑張ってくれたことに、セーリング部を作った張本人として本当に嬉しく思います。この間私のところに挨拶に来てくれましたけれども、とってもいい子でした。セーラー服を着てると普通の女子中学生です。
やがては、セーリング部のこども達がオリンピックに出てくれたらいいなと、そんな想いをしております。江東区内のこども達が1人でも、そうやって頑張ってくれれば、それに続く後輩達も必ず出てくるだろうと思いまして、区報でも早速取り上げて記事にしたいと思っています。

世界の舞台で活躍する林さん

世界の舞台で活躍する林さん

4.その他(東京ゲートブリッジのライトアップ)

本区若洲からかかっている東京ゲートブリッジですが、いろいろ報道のおかげで、大変多くの人が来て賑わっております。エレベーターに乗らなきゃいけないので、エレベーターの乗る回数によって人間の数が決まっちゃうようですけれども、土日には6,000人ぐらい来ているようです。
4月25日には、照明のライトアップの点灯式が行われます。点灯時間は、日没から午前0時までです。この照明デザインは石井幹子さんで、どんな照明が灯るのか今から楽しみです。橋の歩道が夜8時まで開場されるようですから、夜の東京を橋の上から眺められゆっくり堪能できます。

ライトアップされた東京ゲートブリッジ

ライトアップされた東京ゲートブリッジ

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