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更新日:2020年7月1日
昨年の台風15号では、強風による電柱等の倒壊により、大規模な停電が発生し、台風19号の際には、本区では初めての避難勧告を発令する等、多くの課題と教訓を残しました。
これら一連の経緯を検証する中で、私が一番の課題として挙げたのが、災害情報をいかに「知る」かと言うことです。
昨年の台風19号の際、報道機関等は、大規模な被害が発生した地域の情報を繰り返し発信し、荒川下流地域の情報は極端に少ない状況でした。また、避難勧告発令直後には、自宅の地区は避難が必要なのか等の、問い合わせが殺到しました。
これらの対策として、今年度はまず、住んでいる土地を「知る」ため、区全域の洪水・高潮ハザードマップを改定し、全世帯・事業所に配布をします。
また、停電時でも今の状況を「知る」ための情報収集や、携帯電話への充電にも利用可能な「防災備蓄用ラジオ」を、7月から全世帯へ配布を始めます。
江東区は、過去の幾多の水害と戦いながら、治水安全性を大きく向上させ、今や「浸水」から「親水」のまちへと大きく変貌を遂げました。
今の暮らしに、油断と過信をすることなく、まちの安全を守るための対策を、一つひとつ着実に実行していきます。
最後に、現在区ではマスク・消毒液の備蓄や、避難所での感染予防対策の検討を進めていますが、ご家庭でも家族用のマスクや簡易トイレ等を、予め備蓄し、避難所にも持参できるようご用意をお願いいたします。
今回のコロナ禍を機に、各家庭でも、食糧や衛生用品の備蓄が常識となる社会を皆さんと築いていきたいと思います。
全戸配布する防災備蓄用ラジオ
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