区政最前線~区長室から~令和2年11月
「保育待機児童ゼロ」に全力で挑む
10月26日より、令和3年度の保育園入園の申し込みが始まりました。
区では、待機児童の解消を重要課題として、国や都の公有地を活用した保育所の整備や、小規模保育所の新規整備に取り組んでおり、私が区長就任以来、155園の新規開設と、10,037人分の、定員の増員を行いました。
本年4月には、過去最大の19園の開設等により、1,342人の定員増を図るとともに、待機児童解消に資するため、新たに区立幼稚園での3歳児保育と、預かり保育を開始する等、組織横断的な取り組みの強化を進めました。
しかしながら、令和2年度の待機児童数は14人となり、待機児童解消には至りませんでした。
この結果は私自身、誠に残念であり反省をするとともに、引き続き全力を挙げて頑張っていかなければならないと、改めて意を固くいたしました。
今後5か年の計画では、施設整備による定員増数を約2,500人としており、来年度は約600人の定員拡大を見込んでいます。
都市部での、待機児童問題の大きな要因は、地域ごとの需要と整備場所の不一致であり、何と言っても、整備用地の確保が、一番の困難な課題です。
区職員も私も、日々、適地を探し回り、私自身で、国や都に公有地の借受けの申し入れ等をしていますが、一朝一夕に解決できず、歯がゆい思いです。
早期の「待機児童ゼロ」に向けて、コロナ禍の今後の社会状況によっては、保育園の整備計画の前倒しなど、「意欲とスピードと思いやり」をもって全力で取り組んでまいります。
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